医師は患者さんの眼球を見て黄疸の有無を判断します。
しかし人間が見たように人間の体表情報を画像で表現するのは意外にも難しいのです。これまで、多くの海外の研究機関が光源・撮影距離・ホワイトバランスの問題に直面していました。
しかし、我々がFogevisionと開発した黄疸検出技術はこれまで達成が困難とされていた光源・距離を自由に、ホワイトバランスを独自の方法で調整する革新的な画像アルゴリズムです。
食道静脈瘤は肝硬変の患者さんなどで致死的な出血合併症です。
内視鏡(胃カメラ)検査が不可欠とされていますが、どの様な患者さんを検査するのかについては、国際的な取り決め(Baveno VII)では肝臓の硬さや血小板の数を基に基準を設定しています。
我々は、革新的なアイデアでこの検出に挑戦しました。食道静脈瘤と接続する腹壁の静脈の怒張を静脈強調画像で検出する事で、未治療の静脈瘤の検出に成功しています。