開催のごあいさつ

しゃんしゃん傘イラスト©鳥取しゃんしゃん祭り振興会

運営委員長 鳥取大学 伊福 伸介

 第37回日本キチン・キトサン学会大会(鳥取大会)運営委員長を仰せつかります鳥取大学の伊福です。鳥取県での開催は第27回日本キチン・キトサン学会大会(第10回アジア太平洋キチン・キトサンシンポジウム(APCCS)との併催)以来、10年ぶりの開催です。当時は南三郎大会長と斎本博之運営委員長の指揮の下、米子市での開催でしたが、この度、改めて鳥取市に皆様をご案内できることをうれしく思います。なお、鳥取県境港市はベニズワイガニの漁獲量が全国一です。

 今回は完全対面での開催を予定しています。第33回の藤沢大会以来、4年ぶりの対面での開催です。振り返りますと、2020年春に新型コロナウイルスが拡大し始め、同年の34回福井大会は中止となりました。そして、35回鹿児島大会ならびに36回東京大会はオンライン開催となりました。その間、オンラインシステムが著しく進歩し、その扱いにも慣れ、講義や会議のために日常的に取り入れられるようになりました。年次大会においても、参加者にとっては移動の時間や旅費がかからない、主催者にとっては会場費がかからず、準備の負担も少ない等のメリットを享受できました。しかしながら、討論の場として、オンラインは意思疎通の面で不便さを感じている方は多いと思います。会場の独特の雰囲気の中、聴衆の反応をうかがいながら研究成果を披露する臨場感や緊張感は対面形式でなければ味わえないものです。学生さんにとっても発表や質疑応答の経験を通じて自信につながるため、より高い教育効果が期待できます。

 懇親会も人的交流の場として重要な機会ですから、是非とも開催したいと思います。お酒を飲みながらの歓談は共同研究や思わぬ新しい研究着想のきっかけとなって、キチン・キトサン研究の活性化に繋がると期待しています。是非ともネットワーキングの場として多くの方にご参加いただけたらと思います。

 加えて、今回の特徴として日本糖質学会年会(大会長:田村純一教授)との併催が挙げられます。キチン・キトサンが5~6日、糖質学会が7~9日です。関連物質の最新研究動向の調査や異分野交流の良い機会として、こちらの参加もご検討頂ければ幸いです。9月6日夕刻に市民開放型の共同シンポジウムの共同開催も計画しています。


 本大会が皆様の研究活動の発展の一助となれば幸いです。皆様がご満足いただけるよう、運営委員一同、周到に準備を進めて参ります。皆様のご来鳥をお待ちしております。

大会運営委員長

伊福 伸介(鳥取大学)

🐪🐪🐪 運営委員 🐪🐪🐪

運営委員:伊福伸介(運営委員長、鳥取大学)、赤松允顕(鳥取大学)、安楽 誠(崇城大学),井澤浩則(宮崎大学),伊福佐苗(マリンナノファイバー)、大沼貴之(近畿大学)、大村善彦(大村塗料)、黒住誠司(甲陽ケミカル)、佐々木紀彦(鳥取大学)、田村純一(鳥取大学)、寺田直文(鳥取県産業技術センター)、野上敏材(鳥取大学)、森本稔(鳥取大学)