共催: 東北大学多元物質科学研究所
紫外光(Ultraviolet)と硬X線(Hard X-ray, HX)の間の波長域は真空紫外光(Vacuum UltraViolet, VUV)と呼ばれてきた。近年ではこの波長域は用途に応じて細分化され、半導体露光に供されるようになった極端紫外光(Extreme UltraViolet, EUV)やBEUV 光(Beyond Extreme UltraViolet)、主に物質の電子状態計測に用いられるようになった軟Ⅹ線(Soft X-ray, SX)、さらにH, C, N, Oを除く生物主要元素(P, S, Cl, K, Ca, Fe)のK殻吸収端領域を対象とする短波長軟X線などに区分されている。光学的に見た場合、これらの領域で使われる光技術はほぼ共通であることから、ここではこれらの波長域をまとめて真空紫外光・VUVと呼ぶ。
本年4月より運用開始された次世代放射光施設ナノテラスは、このVUV領域において、これまでの国内放射光施設により供給されてきた約100倍の光強度を持つ光を供給することができる。この我々が手にした新たな光源は我々の新たな武器である。本研究会において、この光源の性能を最大限に引き出すために、新たな光学的課題、次世代光学素子のアイディア、光学素子の評価法について検討および議論を行いたい。
世話人代表: 江島丈雄
25/11/25: プログラムをアップデートしました。
25/11/28:【御礼】多くの皆様に参加いただき無事盛会のうちに終了することができました。 ありがとうございました。
問い合わせ先:
世話人:江島丈雄
e-mail: takeo.ejima.e7[at]tohoku.ac.jp
[at] は@に変換ください。