■Illustratorのデータ保存バージョン
Illustratorのデータは、バージョンを問わず作成したバージョンのままで保存してください。
上位バージョンから下位バージョンに落として保存を行うと絵柄化け等、思わぬ結果になる恐れがあります。
※特にCS6以降は、下位バージョン保存時に問題が発生するリスクが高くなっています。
■画像の解像度について
印刷に適正な画像ファイルの解像度は、実寸サイズに対して350dpiです。
解像度が不足していると、下の例のように画像がぼやけますのでご注意ください。
■オーバープリント設定について
お客様からの処理指定が特に無い場合は、自動製版により、Bk100%にペイント設定された
オブジェクトに対してオーバープリント(ノセ)が適用されます。
意図的なオーバープリント設定を行っている場合は、必ず「ノセ取り込み」の指示を
していただきますよう、お願いいたします。
■スミノセによる絵柄の透けについて
印刷見当ズレ時の白場覗きの対策に有効なオーバープリントですが、面積の広いBk100%の
オブジェクトに適用された場合、その下にある絵柄の透けが目立つ事があります。
これを回避するには、例えば「Bk100% Y1%」のようにブラック以外の色を含んだ
ペイント設定にする事で自動製版によるノセの対象外になります。
また、引き締まった深い黒を表現できるリッチブラックもこの問題への対策として有効です。
スミ絵柄が透けているように見えている例
■線幅の設定について
線オブジェクトのペイント設定が「塗り」のみになっている場合、極めて細い線として出力され、
印刷時に再現されない事があります。
線を描く場合は必ず「線」にペイント設定を行い、必要な線幅を入力して下さい。
◆多発傾向にあるデータ不備◆
■トンボの設定について
トンボはレジストレーションにペイント設定した線オブジェクトで作成して下さい。
特色やスミ単色設定は使用しないようお願いします。
■白オブジェクトのオーバープリント
ペイント設定が白(CMYKが全て0%)に配色されたオブジェクトにオーバープリントが設定されていると、そのオブジェクトの絵柄は印刷結果として消失してしまいます。
もともとスミ(K100%)のペイント設定だったオブジェクトを白に変更する際、オーバープリント設定をONのままでペイント設定変更してしまう事が、原因の傾向として多くなっております。
■PDFデータのセンター基準について
PDFでデータを入稿いただく際は、ドキュメントサイズと商品が同じセンター基準に揃ったPDFの作成をお願いします。
センターが揃っていない場合、印刷位置のズレなど重大な品質事故の原因となる事があります。
■リッチブラックの背景 + 白抜き文字に注意
リッチブラックの背景に白抜き文字が入っている場合、わずかな印刷見当のズレで細い文字がつぶれて読みにくくなってしまう事があります。
このようなデザインでは、細い書体を避けるか「トラップ処理」を行っていただく事をおすすめします。
■バーコードのペイント設定
バーコードや二次元コードのペイント設定は、基本的にスミ単色をおすすめします。
傾向として、CMYK掛け合わせの黒色やRGB画像で作成されているケースが多く見られます。
このようなペイント設定の場合、読み取り精度に悪影響を及ぼす事がありますのでご注意願います。
■ドキュメントのカラー数
入稿データに特色が多く含まれていると、版出力前の演算処理でエラーになってしまう事があります。
印刷仕様として特色でない部分は、特色を使用しないようお願いいたします。