以下の事を念頭に、口頭指導を行なう。 2012.5.10版
原則
○全ての119番通報で「反応と呼吸の確認」をする。
○容態が変化した場合、再度119番通報するように促す。
○ 「頼まれ通報」の場合でも、「反応と呼吸の確認」を依頼し、再度119番通報してもらう。
○ 「速やかな胸骨圧迫の開始・絶え間無い胸骨圧迫の継続」に重点を置く。
○ 「できるだけ早期の除細動」を目標とする。
【注1 】
・現場に異臭(硫黄臭・腐卵臭)がある場合は、近付かないように指導する。→硫化水素を疑う。
・通報内容によっては、現場で安全確保させることを最優先とする。
例; 『車の通りが激しければ安全な場所へ移動して下さい。 』
・外傷・吐血・鼻出血など出血が疑われる通報は、まず出血の有無を確認し、血液に触れないように
注意を促す。
・電話を移動できる場合は、あらかじめ傷病者の近くに移動してもらう。
・電話が移動できず、傷病者と離れている場合、まず【反応・呼吸の確認 】を同時に行わせて、再び
電話に出てもらう。CPAの場合、 『 ××さん落ち着いて下さい、 』以降へ進み、胸骨圧迫は
全体を一度に指導する。
【注2 】
・死戦期呼吸を見分ける。死戦期呼吸とは、「アゴをつかった、しゃくりあげるような、ヒクヒクとした呼吸」
である。心停止の際にみられる動きであるため、胸骨圧迫を指導する。
【注3 】
・「心臓マッサージ」は「胸骨圧迫」に置き換えてもよい。但し、相手が理解可能な用語を用いる。
【注4 】
・状況に応じて、患者の体位を「床の上に仰臥位」にさせる。
例;『床に仰向けに寝かせて、顔がまっすぐ上を向くようにして下さい。』
【注5 】
・口頭指導の際、原則として気道確保や人工呼吸の指導は行わない。
・簡単に除去できる場合以外は、気道異物の除去も指導しない。(心臓マッサージで代用可能。)
・胸部に血液が付着していることが疑われる場合、血液に触れないよう注意を促す。
【注6 】
・すでにCPRが開始されている場合は、混乱を避けるために、救助者のCPRを修正するような指導は行わない。但し、血液に触れないよう注意を促す。
【注7 】
・パッドどうしが接触しないよう注意を促す。