本校は、昭和27年、東陽中学校・明洋中学校の一部と稲成中学校・会津中学校を合併して発足した学校である。校区は、地域の幹線道路沿いの下万呂・秋津・稲成地区と旧市街地の紺屋町・栄町・北新町・高雄、造成された住宅地のむつみ・新万・朝日ヶ丘および宝来町からなり、現在、田辺第一小学校、田辺第二小学校、田辺東部小学校、会津小学校、稲成小学校の五小学校から卒業生の一部または全部が入学してくる。
田辺市の都市構造の変化により、年々生徒数が増加したため校区調整が進められ、昭和61年度から芳養町の一部(大坊小学校)が中芳養中学校へ、秋津町の一部が上秋津中学校へ、そして、平成6年から万呂の一部が衣笠中学校へと校区変更された。
平成14年5月、本校創立50周年を迎え盛大に記念式典を挙行し、記念誌「高雄」を発行した。
平成25年度から27年度までの3カ年で校舎の耐震化および旧校舎の解体が行われ、津波避難施設が増設された。
平成28年度からは3年間の「学力向上」を柱とする田辺市教育委員会の研究指定を受け、平成30年11月2日に研究発表会を開催した。令和6年度、7年度には、文部科学省指定の「リーディングDXスクール事業」を受け、研究を進めている。
本年度の生徒数は379名、学級数は普通学級11、特別支援学級5、LD等通級指導教室1の合計17学級である。(令和7年4月1日現在)
心身ともに健康で、『知・徳・体』の調和のとれた思いやりのある生徒を育成する
心身相即
時を守り 場を清め 礼を正す
めざす学校像
①明るい笑顔と元気な挨拶が あふれる学校
②生徒が安心して安全に日々生活し、達成感と感動にあふれる学校
③個性を認め、一人ひとりの生徒が大切にされる学校
④地域の誇りとなる学校
めざす生徒像
①自ら学び、自ら考える生徒
②思いやりのある心をもち、仲間と協働できる生徒
③自らの心と体を鍛えることのできる生徒
④高雄中学校生徒として、誇りと強い意志を持ち最後までやり抜く生徒
めざす教師像
①生徒のために常にひたむきにとりくむ責任ある教師
②生徒や保護者の願いに誠実に応える教師
③学校経営について参画意識を持ち、職能向上に絶えず努力する教師
④広い視野と社会性を備え、人間的に魅力ある教師
【1】「確かな学力」を育む…学力向上・授業改善、授業技術力の向上
ア、授業規律の徹底を図る
イ、授業研究の充実を図る
ウ、指導と評価の一体化を図る
エ、ICT教育の充実をはかる。
【2】「豊かな心」を育む…「人を大切にする教育」「命を大切にする教育」の充実
ア、「人を大切にする教育」「命を大切にする教育」を充実させ、自他の人権と生命を尊重する態度を育成
する
イ、「学校いじめ防止基本方針」をもとに、いじめは絶対に許されない行為であることを共通認識し、
いじめの早期発見・早期対応・解決に向け的確に取り組む
ウ、特別の教科道徳の授業を研究し、道徳教育の充実をはかる
エ、あらゆる場面を活用し、お互いを尊重し、協働できる集団づくりに取り組む
オ、全校的な活動を通して、命を守る防災学習の徹底を図り、実践力を鍛える
【3】生徒指導・生徒理解の充実…校訓の徹底
ア、「身心相即」を日常生活で具現化する
イ、登下校の交通安全指導を徹底する
ウ、問題行動等には「高雄中学校指導基準」をもとに生徒指導部を中心に組織的に取り組む
…報告・連絡・相談の徹底、今日的な課題への対応
エ、教育相談活動の充実…全校を上げて、また関係機関と連携し組織的に取り組む
オ、保護者との強い信頼関係を構築する
【4】「健やかな体とたくましい体力」を育む…部活指導の充実
ア、生徒の体力の向上と、健康増進に取り組む
イ、部活動指導のガイドラインを遵守する
ウ、安全安心な体育授業と、食育、保健指導、健康教育など組織的に取り組む
エ、思春期講座や薬物乱用など他の分野との横断的な取り組みを展開する
【5】キャリア教育の充実
ア、学習と社会のつながりを重視し、キャリア教育の視点で教育課程全体を見直す
イ、学ぶことの必然性をわからせ、主体的に学ぶ姿勢を育てる
ウ、キャリアパスポートを活用し、継続的に社会と関わる姿勢を育てる。
エ、生徒が自分自身の進路目標を達成するよう適切な進路指導を行う
【6】コミュニティスクールを活用し、学社融合を推進する
ア、コミュニティスクールの主旨を踏まえ適切な運営を図る
イ、地域住民、公民館、校区小学校との交流連携を進める
ウ、学校からの活発な情報発信と地域行事等への積極的な参加で地域を活性化する
【7】特別支援教育の充実
ア、生徒・保護者のニーズを把握し、合理的配慮の視点からの教育活動を推進する
イ、コーディネーターを中心としてケース会議を開き、組織的に対応する
ウ、専門機関や関係機関との連携・協力を進める
エ、通常の学級に在籍する、支援を必要とする生徒に対して組織的に対応する
【8】業務の精選と効率化
ア、ICT教育のさらなる充実と学校のデジタル化を推進する
イ、仕事にやりがいを持ち、私生活も大切にする。
ウ、行事のスリム化、校時の見直し等を行う