アトツギこそが未来
アトツギこそが未来
なぜ、都心でスタートアップとして事業を行うのではなく、地元で家業を活かしながら事業を行うのか。
「地方」かつ「アトツギ」ならではの「制約」や「資産」、そして「問題意識」は何なのか。
また、アトツギが注目されるにつれて、支援者の存在も大きくフォーカスされ始めている。
「支援者」の意義とは何か。
お互いが良い関係性を築くために重要なことは何か。
第5回アトツギ甲子園で経済産業大臣賞を獲得したアトツギと、伴走した支援者に、地方スタートアップとしてのアトツギの可能性を伺う1時間。
地方創生の新しい形が見えてくる。
登壇者
株式会社あしだ 取締役
株式会社Eco Forest Friendly 代表取締役
芦田 拓弘 氏
1992年京都府南丹市生まれ。大阪府立大学大学院工学研究科卒業後、千代田化工建設(株)でプラントエンジニアとして国内・海外プロジェクトを担当。2022年に創業60年の林業会社のアトツギとして入社。「林業を通じて人と森を繋げる」をミッションに2023年にシステム開発会社を創業。「EcoPay」アプリと「EFF木材流通システム」を開発。
京都信用保証協会
企業支援部 経営支援課 課長補佐
村井 章大 氏
2005年京都信用保証協会入協。入協後、保証審査や債権管理、広報業務など幅広い業務を経験し、2018年から経営支援課に配属。中小企業者に寄り添った経営支援業務に従事し、事業承継サポートデスクの立ち上げと運営にも関わる。数々の後継者支援プログラムの企画を行い、アトツギ支援ネットワークの構築を通じた企業の成長と地域経済活性化に取り組んでいる。
ベンチャー型事業承継とは
若手後継者(アトツギ)が世代交代を機に、先代から受け継ぐ有形・無形の経営資源を活用し、新規事業、業態転換、新市場参入など、新たな領域に挑戦することで、永続的な経営を目指し社会に新たな価値を生み出すこと。
「ベンチャー」といってもIPOやバイアウトを目指すことだけではありません。アトツギが地域に根を張り、企業永続のために、小さな挑戦を重ねることこそがベンチャー型事業承継の定義です。
アトツギベンチャーとは
引き継いだ会社を存続させるために、さまざまなスタイルで成長させている経営者をアトツギベンチャーと定義しています。
なぜ"後継者支援"が必要なのか?
今後の会社を担うのは後継者
先代と後継者の断絶
同族承継の場合、先代との軋轢やコミュニケーション不足などが原因で、事業承継そのものが成就しないケースが少なくありません。
未来のための承継
家族の問題として扱われる問題について、両者を理解した第三者が、未来を担う次世代の後継者をサポートする必要があります。