東海支部会では、国民の健康増進に寄与することを目的として、毎年、学術総会や教育講演、市民公開講座等を開催しております。この度、令和7年6月1日(日)に、第14回日本栄養改善学会東海支部会学術総会をウィンクあいちにて開催させていただくことになりました。今回のテーマは、「昭和東南海地震から80年、これからの震災対策を能登半島地震の取り組みから学ぶ」とさせていただきました。東海地方において、南海トラフ沿いの大規模地震が今後30年以内に発生する確率は80%であり、昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から約80年が経過していることから、大規模地震がいつ起きてもおかしくない状況にあります。そこで、市民公開講座では、令和6年1月1日に発生した令和6年能登半島地震での支援者としての取り組みについてJDA-DATリーダーである大槻 誠先生にご講演いただきます。また会員向けの教育講演では、金沢大学附属病院栄養管理室長の徳丸 季聡先生から能登半島地震の被災地で支援者を受け入れた受援者としての立場からご講演いただきます。このように支援及び受援の両者の立場から最新事例を検証する機会は大変貴重であり、これからの災害時の栄養支援活動について多くのヒントが得られると考えております。
また、一般演題発表におきましては、栄養・食の管理の実践現場と大学等の研究機関の連携や協働による学術活動を推進するために多くの演題をお寄せいただければ幸いです。ここが活発な議論や意見交換の場となることで、ご参加いただいた皆様にとって専門性を深める有意義な時間となれば大変嬉しく思います。
最後に、本学術総会の開催に向けて多くの皆様方にご支援ご協力ご尽力賜りましたことに心より感謝を申し上げ、開催のごあいさつとさせていただきます。
令和7年2月吉日
第14回日本栄養改善学会東海支部会学術総会
大会長 梅原頼子