語学系ドイツ語

Guten Tag! Willkommen in dem Deutschkurs!

" Deutsch macht Spaß ! "  ( ドイツ語は楽しい!) 

  

ドイツ語はドイツ・オーストリア・スイスなどで公用語として使用されている言語です。EU圏内では、ドイツ語を母語とする方が一番多く、約1億人(EU全体の約17%)がドイツ語で生活をしています。

語学系ドイツ語では「ドイツ語は楽しい!」を合言葉に、英語とドイツ語を学び理解を深め、世界を多角的に見るための基礎を養います。 

本校は日本で5番目のPASCH校に認定されました!

☆PASCH校=「未来のパートナー学校」とは?

ドイツ連邦外務省により設立された、世界中でドイツ語を学んでいる学校・若者のネットワークを作る枠組みです。ドイツ語学習に重きを置く学校をネットワークで繋ぎ、関係強化を行っています。認定校は全世界に約600校あり、日本では現在4校加盟しています。本校も2020年よりPASCH校に認定されました。

PASCH校となると、その生徒限定のさまざまなプロジェクトへ参加できます。プロジェクトでは、ドイツ語を使って交流します。ヨーロッパ基準の言語運用力テスト受験、ドイツ国内短期語学研修、アジア内短期ドイツ語キャンプ参加、日本のゲーテ・インスティトゥートで開催されているドイツ語コース受講などに応募、参加ができます。

語学系ドイツ語の特色

(1) ドイツ語ネイティヴスピーカーとの授業

 日本人専任教員2名の他に、全国で唯一のドイツ人ALTが本校に常駐し日常的に指導にあたります。ドイツ人ALTとの会話によって、学んだドイツ語をすぐに実践できる環境があります。また、ドイツの文化について直接話を聞き、知ることができます。それにより「話すこと」「聞くこと」「読むこと」「書くこと」の4技能を総合的に学習し、実践的なドイツ語力を養うことができます。 

(2) 全国最大のドイツ語の授業時間数 

◇1年次で週2時間、2年次で最大週6時間、3年次で最大週8時間ドイツ語を学ぶことができます。  ※2年次以降のドイツ語の時間は、自分の興味関心に合わせて組み立てます。

◆総合的に学ぶ「総合ドイツ語」、コミュニケーション力を養う「論理・表現」「ディベートディスカッション」、ドイツ語圏に関する理解を深める「エッセイライティング」の科目があります。

(3) 総合的なドイツ語運用能力を身につける

◇3年間で理解(読む・聞く)し、表現(話す・書く)するためのドイツ語を身につけます。

◆2名の日本人専任教員に加えて、ドイツ人の外国語指導助手(ALT)が授業を行います。

◇3年間学ぶと、ドイツ語検定2級~準1級、CEFR(ヨーロッパ共通参照枠) B1相当の実力を身につけられます。

◆大学受験の際に外国語を「英語」ではなく「ドイツ語」で受ける力をつけることができます。   ※受験可能な大学には限りがあります

2.3年次に必修科目以外に英語を多く履修することも十分可能です。英語が得意でさらに別の外国語として、ドイツ語を学びたい生徒にも十分対応します。英語による大学受験もできます。

 伊奈学園の語学系

語学系では、自分を伸ばす3つの選択肢があります。この選択肢があるのは伊奈学園だけです。全生徒が1~3年まで週4時間ずつ英語を学びます。語学系では、英語・ドイツ語・フランス語・中国語の4つの外国語から、中心に学ぶ言語を決め、自分の興味・関心に応じて3年間じっくり学ぶことができます。

1.英語をとことん深める

2.ドイツ語・フランス語・中国語の1つの言語を極める

3.英語+1言語の力を同時に伸ばす

 参加型の授業で「できる」を増やす  -専門性の高い少人数授業があなたを待っています

 世界と「つながる」グローバル市民へ -言葉や文化の異なる人と「つながる」多文化共生社会の一員へ

 ドイツ語講座案内

 伊奈学園のドイツ語では、他の学校にはないユニークな講座を開講しています。これらすべての講座は、語学系ドイツ語の生徒でなくとも選択することが出来ます。(一部学系によっては制限あり)

1年次:「総合ドイツ語Ⅰ」単位)     ※[単位]とは1週当たりの時間数を指します。


ドイツ語の基本を学び、自分の趣味や家族、身の回りの物事について表現できるようになります。

時間あり、ティームティーチングではドイツ人ALTのドイツ語で授業を進めます。楽しいコミュニケーション中心の授業です。


2年次:「総合ドイツ語Ⅱ」+「論理・表現ドイツ語」(最大6単位)


総合ドイツ語Ⅱ:総合ドイツ語Ⅰに引き続き、ドイツ語の文法の基礎を身に付けます。


論理・表現ドイツ語:基本的な語彙や日常生活でよく用いられる表現を身に付け、話したり書いたり表現することができる様になります。


3年次:「総合ドイツ語Ⅲ」+「ディベートディスカッションドイツ語」+「エッセイライティングドイツ語」(最大8単位)


 総合ドイツ語Ⅲ:これまで学んだ知識を活かし、ある程度のまとまった文章を自分の力で理解できることを目指します。(大学入試に必要な力を養成します)


ディベートディスカッションドイツ語:日常生活の身近な話題や社会的な話題について聞いたり話したり書いたりすることができることを目指します。


エッセイライティングドイツ語:ドイツ語圏の国々の諸事情・文化について基本的な知識を身に付け、それについて内容や意見・感想などをドイツ語で発表できることを目指します。


 進路について 

 ドイツ語を3年間履修した卒業生の多くは大学へ進学しています。本校で身につけたドイツ語の上に大学で、さらにドイツ語を深めている卒業生が多く、大学在学中にドイツ留学するも少なくありません。そのほか歴史や芸術方面に進む卒業生、法律や経済を学ぶ卒業生など、多種多彩な生徒達がドイツ語を学んでいます。 

) 語学系ドイツ語卒業生の進路状況 (平成31年度/令和元年度/令和3年度) 

1.大学(ドイツ語関連)

 立教大学・文学部文学科ドイツ語専修(3名)/ 立教大学・異文化コミュニケーション学部(3名)

 獨協大学・外国語学部ドイツ語学科(8名) / 成城大学・文芸学部ヨーロッパ文化学科

 日本大学・文理学部ドイツ文学科 / 京都外国語大学・外国語学部ドイツ語学科    など

2.大学・短大(ドイツ語以外)

 学習院大学・法学部政治学科 / 日本大学・経済学部産業経済学科 

 獨協大学・外国語学部交流文化学科 / 埼玉県立大学保健医療福祉学部健康開発学科

 実践女子大学・人間社会学部 / 東洋大学・経営学部経営学科  など

3.専門学校

 神田外語学院 / 日本外国語専門学校アジアヨーロッパ言語科韓国語コース  など


) 卒業生よりメッセージ

 ≪令和2年卒業生・男子バスケットボール部立教大学異文化コミュニケーション学部へ進学≫

 伊奈学園のドイツ語の授業は、文法からプレゼンまで、様々な能力を鍛えることができ、大学の授業に比べても遜色ないと思います。ALTとの距離も近く、発音やスピーキングの練習は特に質が良いです。そのおかげで、全国ドイツ語スピーチコンテストに二年連続で出場し、とても貴重な経験ができました。また、ドイツ語圏の社会や文化、時事に関する知識も学べたので、実際にドイツに行った際、概ねスムーズにコミュニケーションすることができました。3年間を通して知った語学学習の楽しさとモチベーションが、大学でも努力し続けられる自分の原動力になっています。


≪令和2年卒業生・応援チアリーディング立教大学異文化コミュニケーション学部へ進学≫

 私は、体験授業が楽しかったのと発音の響きが好きという直感でドイツ語を選択しました。始める前は3年間も続けると思っていいませんでしたが、ドイツ語が私の進路先を決めたので選択して本当に良かったと思います。授業では、文化だけでなく環境問題や移民問題などの難しいテーマを扱ったことによって、ドイツに関する知識が増えたのと同時に、他の国と比べることで世界全体に目が向けられるようになりました。視野が確実に広がったと思います。日本で生きていたら普通だと思うことが、広い目で見るとそうでないことが多くあります。当たり前を疑うことが大切だと学びました。3年間で培った考え方や知識を大学や将来に活かしていきたいと思います。

国際交流

(1)PASCH校として様々なプロジェクトに参加

各種ワークショップ、ドイツ国内短期語学研修、アジア内短期ドイツ語キャンプ、などに応募、参加ができます。(一部選考有り)

(2)ドイツ政府による高校生招聘事業

ドイツ政府主催の短期留学プログラムです。約一か月、約80ヵ国のドイツ語を学ぶ高校生たちと交流しながらドイツ各地をまわり、ドイツ語力の向上に努めます。例年、本校から1~2名が国内選考で選ばれ、8月にドイツへ派遣されています。

課外活動

授業の他に、多様な目的にあわせてサポート体制を整えています。

(1)進路や時間割に関するサポート

*進学、検定に係る補習

・3年次対象の大学受験対策講座(文法・長文)を開講しています。

・検定試験に向けて試験直前に対策講座も開講しています。

*進路、時間割指導

・次年度の時間割選択の相談やアドバイスを行ったり、進路に向けての面談を行ったりしています。

・各種試験や推薦入試等に向けての面接や志望理由書等の添削指導も行っています。

(2)校外の各種コンテストに参加

*獨協大学主催「全国高校生ドイツ語スピーチコンテスト」

獨協大学で開催されている「全国高校生ドイツ語スピーチコンテスト」に、本校2・3年次も参加しています。毎年、2~6名が予選を通過し、本選で様々な賞を受賞しています。今年度は2年次1名、3年次4名が予選を通過し、11月の本選へ向け、特訓をしています。

*京都女子大大学主催「全国ドイツ語俳句コンテスト」

2、3年次の授業でドイツ語での俳句作りを行い、応募します。受賞者は京都女子大学での授賞式に招待されます。過去には、芭蕉賞(高校生部門)第1~3位を独占しました。

☆過去の各種コンテスト結果については、「実績」をご覧ください。

(3)大学出張講義

 例年6月の三者面談期間中に、本校では大学の先生方をお招きし、大学で行われるドイツに関する講義を聞くことができます。今年度は、麗澤大学・外国語学部外国語学科 草本晶先生から「原典翻訳は暗号解読-オリジナルに触れるおもしろさー」をテーマに講義をしていただきました。

第21回ドイツ語スピーチコンテストでの本校生徒のスピーチ

朗読部門にて第1位・第3位を受賞

ドイツ語俳句コンテスト授賞式

草本晶先生による大学出張講義

実績

 伊奈学園でドイツ語を勉強する生徒たちは、ドイツ語が大好きになり、熱心に取り組む生徒が非常に多いです。までの顕著な実績をご紹介します。

(1)ドイツ政府による高校生招聘事業 毎年派遣

 この事業は、世界各国でドイツ語を勉強している高校生がドイツ政府の試験によって選ばれ、ドイツに1ケ月間短期留学をするというものです。日本全国から2~5名という難関ですが、毎年1名以上、本校から合格し、派遣されています。試験はドイツ語による面接試験です。

(2)獨協大学 全国高校生ドイツ語スピーチコンテスト

  23回(2021年)〈朗読部門〉 入賞    〈プレゼンテーション部門〉 第1位:最優秀賞 /   第2位:優秀賞  /  第3位:獨協大学学長

  21回(2019年)〈朗読部門〉 第2位:優秀賞  /  入賞    〈対話部門〉 第1位:最優秀賞 /   第位:獨協大学学長

  20回(2018年)〈朗読部門〉 審査員特別賞  /  入賞    〈対話部門〉 入賞    〈フリースピーチ部門〉 第2位:優秀賞   

  *第22回(2020年)は中止  

京都女子大大学主催「全国ドイツ語俳句コンテスト」

  第回(2020年) 芭蕉賞(高校生部門) 第1位、第3位受賞

  回(2019年) 芭蕉賞(高校生部門) 第1位、第2位、第3位受賞

  回(2018年) 芭蕉賞(高校生部門) 第1位、第2位、第3位受賞