たき火のすすめ

2012年1月1日

 12月のある日、柳瀬キャンプ場(安佐北区)にでかけました。目的はたき火。河原や松林の中には大雨で流されてきた流木などがゴロゴロころがっています。

 たき火といえば、椎名誠の「怪しい探検隊」なんかでもよく登場していて、最近はファンも増えているのではないでしょうか。僕なんかは、西部劇で2,3人の男たちが火を囲み、ビーフジャーキー(干し肉)をほおばりながらバーボンをキュッとノドに流し込む、そんな場面をすぐに思い浮かべてしまいます。静かな夜の闇の中で、火のまわりのそこだけが、とても心のなごむ空間にうまれかわります。場所は河原でも、山の中でも、砂浜でも…。火事にならないようにだけはしっかり注意して、さあはじめましょう。

1.薪を集める

 太い薪、細い薪、細い枝、焚き付け、とそろえる。

焚き付けは、新聞紙、杉の枯れ葉、乾燥した小枝など。(ガムテープもなかなかよい)

薪は、雨などで濡れていても、それが表面だけなら大丈夫。

2.焚き付けに火をつけ、その上にどんどん小枝を同じ向きに重ねていく。または、小枝をたくさん、同じ向きに束ねて置いて、焚き付けの火を下につっこむ。

3.火がついたら細い薪から太い薪へと順番にくべていく。濡れている薪は火の近く   で乾かしながらスタンバイさせておく。


★ここに注意!

 「たき火の3原則」は、熱、酸素、燃えるもの。しかし、失敗しやすいのが「酸素」 のことばかり意識して、すき間を作って枝や薪を組んでしまうこと。こうすると「熱」 が維持できず、火が消えてしまうのです。

♪最高のたき火料理

 手頃な木の枝に、薄切りの牛肉(安いので十分!)を巻き付け、塩コショウをふっ  て、たき火であぶって食べる…。外はカリッと、中はミディアム、というのが食べ  頃。シンプルだけど、「こんなうまいもん、あったんかいな」って感じです。

∇たき火の後始末

 たき火を楽しんだ後は、きちんと後かたづけ。火は水をかけて完全に消し、穴を掘  って灰や炭を埋めましょう。たき火の後が黒く残ったままなんて、マナー悪いです。

 水は、たき火中も万一に備えて、バケツやポリタンに入れて用意しておきましょう。