園田エンジニアリング株式会社は、鉄、アルミ、銅などの鋼板を剪断する工作機械(スリッター、シャーライン、レベラー)を製造・販売する機械メーカーです。 自動車、家電、携帯電話、パソコン、水道管など、身の回りのさまざまなところで使われています。
園田エンヂニアリングは、1971年に機械設計の会社として大阪でスタートを切りました。しかし、当時の機械メーカーにはユーザー目線という考えが乏しく、使い勝手を考えたバージョンアップ(改良)がなされていませんでした。当社は、その様なメーカーの姿勢に疑問を抱き、ユーザーの使い勝手やコストダウンを考慮した自社設計の機械の製作を開始。そして、その機械が評判を呼び爆発的にヒットしたのです。
41年前(1977年)からは、タイをはじめとした東南アジアや南米への輸出販売を開始しました。当時の発展途上国には水道管に使用される鋼板の大きな需要がありました。お客様のほとんどが
ローカル企業でしたが、当社は商社などは介さず、自社スタッフが顧客開拓を行い、直接取引を行いました。そして、40年以上の月日が経ち、当社もお客様も経営者が代替わりしましたが、その信頼関係と取引は現在まで続いています。
園田エンヂニアリングは、日系のお客様だけでなく、海外のお客様からも高い評価を頂いているのが特徴です。例えば、電子機器を受託生産する台湾の大手EMS企業とは24年前(彼らが中国に進出する前)から取引を開始。同社が鋼板の剪断に使用しているスリッター、レベラーは全て園田製です。同社に採用され、「24時間毎日稼働しても壊れない」という評判が徐々に他社にも伝わり、注文が殺到することになりました。他国の大手家電・電子部品メーカーでも、鋼板の剪断を協力会社に発注する際、「園田製のスリッター設備の有無を確認する」という話もございます。1990年代後半にアメリカのお客様にスリッターを納入したときには、コンパクトで使い勝手が良いことから「スリッターの革命」と評されたこともありました。
前述したように園田の事業は設計から始まりました。機械の製造を開始するにあたり、ひとりの設計者が設計、機械製造の手配、船積み手配、お客様の工場への据え付け、オペレーション指導を全て行なってきました。それぞれのスタッフがオールマイティーに仕事をこなす、これが園田の仕事のスタイルです。ひとりで全てをこなすから、お客様の状況や要望に合わせて大胆に設計変更を行い、直ぐに製造手配もできる。この機動力を活かし、園田のスタッフは世界中を飛び回り、お客様の様々な課題を解決し、その解決ノウハウは社内に蓄積されています。
そして、その蓄積されたノウハウは、IoT技術と融合して業務改善ソフトとなり、世界中の工場に導入されています。園田は、機械メーカーという枠を飛び越えて、ソフト開発も行なっているのです。