特定商工業者とは地区内の商工業者で、会員・非会員にかかわらず商工会議所法に定められる条件を有する事業者のことをいいます。特定商工業者は商工会議所法により、その地区内にある商工会議所に事業の概要を登録することが義務づけられています。商工会議所では、特定商工業者からの情報をもとに法定台帳を作成し、地域の商工業の状況を把握するとともに商取引の拡大に役立てています。

●特定商工業者にあてはまる事業者とは？

　龍野商工会議所の場合は毎年４月１日現在で、龍野地域に６ヶ月以上にわたり、本・支店、工場、営業所を有する商工業者のうち、下記のいずれかに該当する事業者が特定商工業者として商工会議所法で定められています。

①資本金又は払い込み済出資総額が300万円以上の法人。

②従業員数が20人（商業又はサービス業は5人）を超える法人又は個人。

●特定商工業者にあてはまると？

　特定商工業者はその事業内容を毎年商工会議所に登録することが商工会議所法で定められており、この登録内容を基に法定台帳が作られます。この法定台帳の維持・管理に必要な最小限度の経費として、年間2,000円の負担金の納入を特定商工業者のみなさまにお願いしています。

●法定台帳とは？

　法定台帳は地域の商工業の状況を把握するための重要なデーターベースであり、いわば企業の戸籍台帳のような役割を果たしています。

●法定台帳はなににつかわれるの？

　商工会議所では、最善の注意を持って台帳を管理し、商取引の照会・斡旋、商工業に関する諸証明、商工業者名簿の作成、商工業に関する調査研究の基礎資料などに活用されます。

●特定商工業者と会員はなにがちがうの？

会員　　　　　　　　自由意思によって加入し、商工会議所の諸事業、サービスを活用することができる事業者

特定商工業者　　会員・非会員を問わず、商工会議所法で定められる条件を有する事業者