■社会的背景
①日本電池マスターズが平成4年から8年度までの5年間で開催
国際大会の誘致を機に、長岡京市が室内テニスコートマットを購入し、市テニス協会が主催でテニスフェスティバルを開催してきた。
②平成9年に京都高校総体が開催
京都高校総体の成功に向けた気運の醸成と地元選手の活躍が期待された。
③平成9年4月に長岡京市スポーツセンターが開園
(財)長岡京市体育協会による管理運営がスタートし、施設の有効利用を図るため、テニス教室が多く開催された。
■本クラブ設立に向けた気運の醸成
①高校強化事業が平成10年度からスタート
市テニス協会が市内小中学生を含めたジュニア強化事業として将来ビジョンを掲げ、乙訓と西乙訓の高校生を対象に、選手強化事業をスタートした。
②少年少女テニス教室に対するニーズの拡大
平成9年からのテニス教室募集にあたり、定員を上回る申し込みがあって順番待ちをする状況で、短期的な参加ではなく、定期的な活動できる場を希望する人が増えてきた。
■長岡京市テニス協会におけるジュニア育成の課題
①小学生への普及と中学生に対する環境整備
②ジュニア育成に対する理解と指導者の養成
③小学生から高校生までの一貫指導体制の確立と世代間連携
④ジュニア育成に係る活動拠点の確保と継続
⑤ジュニア組織の設置と関係団体との連携
■クラブの設立
当時の社会的背景の中で、教室参加者等の気運の高まりと市テニス協会のジュニア育成施策として、平成10年12月11日に伊藤久澄市テニス協会副理事長をクラブ会長に招いて長岡京J.T.T.Cを設立した。
活動については、在籍する会員の自主運営を基本とし、長岡京市テニス協会が推進する高校強化事業と連携を図りながら、選手の発掘を行うことを確認し、市テニス協会の育成団体に位置づけられた。