研究分野は物性理論です。特に、強く相互作用する量子多体系に現れる集団的な物理現象に興味があります。
現在行っている研究、あるいはこれまで行ってきた研究の対象:
物質におけるトポロジカル相:トポロジカル秩序、fracton相、分数量子Hall状態、対称性に保護されたトポロジカル相
非平衡系の物理:エンタングルメントダイナミクス、測定誘起量子相転移、確率過程
1次元量子系:Tomonaga-Luttinger液体論や共形場理論、行列積状態の応用
フラストレート磁性体:量子スピン液体、フラストレートしたスピンチューブ
トポロジカル秩序相とエニオン凝縮、Fracton相の物理に関するオンライン講演(2021年2月)を行いました。下記のページにビデオへのリンクがあります。
https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/~yasuyuki/tutorial2021.htm
arXiv:2112.07926 に関連して、量子細線を用いた3次元のトポロジカル秩序相およびfracton相の構成についてのセミナー (英語) をした時の動画が以下から見られます。
外部資金獲得状況:
2024年4月ー2028年3月
科研費基盤研究(C) JP24K06897 測定下の量子多体ダイナミクスに現れる普遍性の解明 (4,550,000円)
2020年4月ー2025年3月
科研費若手研究 JP20K14402 相互作用する量子多体系におけるトポロジカル秩序相の微視的理論 (4,290,000円)
2017年8月ー2019年3月
科研費研究活動スタート支援 JP17H07362 カゴメ反強磁性体の量子スピン液体に対する有効理論の微視的な構築 (1,040,000円)