澤田康幸

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東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授

現在の研究分野: 開発経済学、国際経済学、ミクロ実証分析、アジア経済論

アジア開発銀行チーフエコノミスト兼経済調査・地域統合局長

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Science誌に研究論文が掲載されました。2023年9月8日号のScience誌表紙にも研究成果を活用していただきました

大塚啓二郎・黒崎卓・澤田康幸・園部哲史編『次世代の実証経済学日本評論社, 2023年. 

第I部 実証経済学における信頼性革命の意味と意義


第1章:ミクロ実証研究における世代交代(澤田康幸)

コメント(會田剛史)


第2章:実証経済学の政策への実装(園部哲史・黒崎卓)

コメント:(後藤潤)


第3章:これからの実証経済学における課題 (大塚啓二郎・樋口裕城・鈴木綾)

コメント(山﨑潤一)


第II部 経済学の各分野における実証上の諸問題


第4章:次世代の実証労働経済学(川口大司)

コメント(佐々木勝)


第5章:実証開発経済学のこれまでとこれから(高野久紀・高橋和志)

コメント(松本朋哉)


第6章:国際貿易論における実証分析の現状と課題(戸堂康之)

コメント(田中鮎夢)


第7章:行動経済学から行動科学へ――「新人類」から「現代人」へのメッセージ(山村英司)

コメント(大竹文雄)


第8章:「飲み込まれる」経済史――経済学における経済史研究の存在意義(橋野知子)

コメント (斎藤修)


第9章:マクロ経済学における実証の難しさ――特に経済成長に関する政策評価(植田健一)

コメント(石瀬寛和)

本書は、アジア・太平洋地域における驚異的な経済発展の成功要因が何であったのか、そしてアジアの経験から導き出される政策の教訓が何かを、諸角度から明らかにしたものです。

アジアの発展については、世界銀行が1993年に刊行した『東アジアの奇跡』報告書など多数の優れた書籍や論文が発表されています。しかし、他の出版物に比べ本書は、中央アジアと太平洋島嶼国を含む対象地域の広さと歴史的議論を含む対象期間の長さという「包括性」、そしてジェンダー、気候変動、海洋汚染、人口高齢化、人工知能などアジアや世界における新しい潮流にも目を向けた「革新性」、多数の現役ADBスタッフが執筆に直接関わったことによる「政策的含意の深さ」を持っていることが特長です。


Yasuyuki Sawada at IDEAS                      

Google Scholar Citation

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受賞歴

(ADBを代表して)第15回樫山純三賞特別賞(Asian Development Bank, "Asia's Journey to Prosperity: Policy, Market, and Technology over 50 Years, 2020に対して) 2020年

第56回日経・経済図書文化賞(澤田康幸・上田路子・松林哲也著『自殺のない社会へ-経済学・政治学からのエビデンスに基づくアプローチ』有斐閣に対して)2013年

日本経済学会・石川賞(2011年)

第5回小島清賞受賞(研究奨励賞),日本国際経済学会,2010年10月

第2回円城寺次郎記念賞(2009年11月)

第23回大平正芳記念賞(澤田康幸・園部哲史編著『市場と経済発展』東洋経済新報社に対して)2007年


日本語書籍(英語の研究成果はこちら



主な日本語論文・分担執筆など(英語の研究成果はこちら

  


書評




経済教室(日本経済新聞)




その他




2022年以降の主なカンファレンスや学会での基調講演・パネルディスカッション



2017年以降の主なメディアインタビュー・取材記事等



科学研究費・各種のプロジェクトによる研究




所属学会