岡澤 康浩
岡澤 康浩
京都大学人文科学研究所助教。専門は科学史・メディア論、特に人間科学の歴史と書き込みのメディア技術史に関心を持つ。東京大学でメディア論を学んだ後に渡英し、ケンブリッジ大学歴史学部で博士号取得。博士論文「The Scientific Rationality of Early Statistics, 1833–1877」では十九世紀イギリスのロンドン統計協会の活動を中心に、統計データの科学史を描いた。主な仕事には「テイストはなぜ社会学の問題になるのか」北田暁大+解体研編著『社会にとって趣味とは何か:文化社会学の方法規準』(河出書房新社)、ロレイン・ダストン/ピーター・ギャリソン『客観性』(名古屋大学出版会、瀬戸口明久・坂本邦暢・有賀暢迪訳との共訳)、「遺産と概念的穴掘り」『ユリイカ』、「書記技術のマテリアリズム:ブリュノ・ラトゥールのメディア論のために」『現代思想』、「範例と二人の哲学者:推論する動物たちの生態史のために」『思想』、「All the Sciences Under One Roof: Shimomura Toratarō and His Project of "History Toward Science" 」『Historia Scientiarum』(Special Issue: Science Wars Before the "Science Wars"—East Asia as Method) などがある。
原稿依頼などの連絡は以下のアドレスから、詳細な仕事歴の確認はresearchmapページから行える。研究上の関心・モチベーションについては、「京大人間図鑑」掲載のインタビューも参照。
連絡先:yasuhiro.okazawa@gmail.com