山形県がん地域連携クリティカルパスは、患者さんに安心、安全で質の高い医療を提供するため、計画策定病院(がん診療連携拠点(指定)病院)と連携医療機関(一般病院、診療所等)が患者さんの診療計画、検査結果、治療経過を共有するためのツールとして活用されることを目的としています。
この「がん地域連携パス」を利用することで、患者さん自身が診療計画や病気を理解でき、かかりつけ医のもとで手厚い診療を受けることができるようになります。さらに、診察の待ち時間短縮や通院時間の短縮など患者さんの負担の軽減にもなります。
山形県におけるがん地域連携パスの運用については県医師会との協議を経て、下記1-1、1-2に基づいて実施することとなりました。今後運用していく中でご意見をいただき改善を図っていきます。
平成22年度診療報酬改定において、がん地域連携パスに対する下記保険点数が新設されました。
(平成24年度、平成28年度に一部改正)
「B005-6 がん治療連携計画策定料1」750点(退院時又は退院日から30日以内 1回限り)
「 〃 2」300点(状況の変化等に伴う治療計画の変更時)
がん診療連携拠点(指定)病院が、退院後の治療を共同して行う複数の医療機関との間で共有している地域連携診療計画を作成し、患者または家族に説明し、提供した場合に算定。
「B005-6-2がん治療連携指導料」 300点(情報提供時 月1回限り)
連携医療機関(かかりつけ医)が、地域連携計画に基づいた治療を行うとともに、患者の同意を得た上で、計画策定病院に対し患者に係る情報を文書により提供した場合に算定。
これらの診療報酬を算定するためには、計画策定病院と連携医療機関双方が、連携する相手の医療機関名、治療を担うがんの種類等について東北厚生局長への届出を行う必要があります。
当協議会では、この届出に関して医療機関間の情報交換を一元化・省力化するため、下記2-1により届出の流れを定めました。
【届出の流れ(概要)】
(1)
「B005-6-2がん治療連携指導料」の施設基準を届け出る連携医療機関(かかりつけ医)は、
東北厚生局長への届出前に下記書類を山形県がん診療連携協議会事務局に提出してください。
●2-2「がん地域連携パス 連携医療機関登録票」
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(2)
連携医療機関が上記診療報酬施設基準届出に必要な書類は下記のとおりです。関係書類を
ダウンロードし、必要事項記入の上、東北厚生局山形事務所あて送付してください。
●3-1 特掲診療料の施設基準に係る届出書(別添2)(正本1通)
●3-4 「がん治療連携指導料」の施設基準に係る届出書添付書類(様式13の2)
●2-3 がん地域連携パス連携医療機関 登録一覧
●4-1~4-5 医療機関用 共同診療計画表(5部位)
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(3)
東北厚生局から連携医療機関に対し、受理番号を付して届出受理の通知。
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(4)
協議会事務局は、東北厚生局の受理状況を確認し、連携医療機関の追加または削除があった場合は、
連携医療機関登録一覧表を作成し、計画策定病院に提供する。
3-2 特掲診療料の施設基準に係るチェックシート 【省略可】(Excel)
3-3 がん治療連携計画策定料・がん治療連携指導料の施設基準に係る届出書添付書類 (計画策定病院用)(Word)
3-4 がん治療連携計画策定料・がん治療連携指導料の施設基準に係る 届出書添付書類(様式13の2)(連携医療機関用)(Word)
◆がん地域連携パス運用数(累計)