主人公が目を覚ましたのは、見知らぬ神殿のような場所だった。
知らない場所、神と名乗る謎の美女と喋る鳩。
戸惑っている主人公に、神からもっと戸惑う言葉を浴びせかけられる。
「どう?そろそろ思い出してきた?あなた…『しんじゃった』のよ。」
そう言われたとたん、頭を殴られたような気がした。
「そうだ…私…トラックにはねられて…。」
主人公は、交通事故に遭い、命を落としていた。
ずっと憧れていた「彼氏」が、転入先の共学の高校で出来るかもしれない。
そう浮かれていた矢先だった。
「さぁ、最後の望みを言いなさい。天国に行く前にね。良かったわね地獄じゃなくて。」
「イヤ…!天国なんて嫌です…!帰りたい…!」
主人公の有り余るエネルギーで、破壊されそうになる神殿。
身の危険を感じたのか、神様はある条件を出してきた。
「この、天使ハギトと悪魔カイムは禁忌を犯して片翼をなくしたの。
二人のうちどちらかの翼をもとに戻すことが出来たら生き返らせてあげる。
ただし、翼は本気で愛されないと戻らないからね。」
主人公・輪花は、果たしてこの条件を達成することができるのだろうか―――。
天界第八区ミニツアー
このゲームの舞台である、天国の一部をごあんない。
神殿
神様やその部下の天使たちが仕事をしている場所。
天国に振り分けられた人間の、最後の願いを聞いてくれます。
その他困ったことがあればここに持ち込まれます。
役場寮
主人公が生活することになる役場寮。
天使ハギトや悪魔カイムもここに住んでいます。
自由に使えるキッチン、図書室、訓練所などそこそこ施設は充実しています。
天界第八区・役所
天使ハギトが勤務している場所。
天国の住民の管理や制度の手続きなど
様々な部署でたくさんの天使が働いている。
送獄署
「そうごくしょ」と読み、天国で羽目を外したり、忍び込んでしまった
地獄行きのはずの魂を地獄に送り届けるための施設。
主に悪魔が勤務していて、天国で最も物々しい雰囲気。
悪魔カイムが努めている。
天界第八区・ジパニア市街
基本的にはとても平和な街。
雑貨屋、服屋、カフェ、バー、
怪しげな魔法道具屋などもある。