施設基本方針
特別養護老人ホーム「わたしの家 府中」
―住まいとケアの
基本的考え―
施設名を「わたしの家」としているねらいは、入居されるお一人おひとりにとって「わたしの家」をまさに“自分の家”にしていただきたいからである。それは働く職員にとっては“あなたの家”に入らせていただき、“あなたの家”で生活している“あなた”に対して必要な支援をさせていただくということを意味する。「わたしの家」という施設は小規模住宅の集合体と考える。法人が大家で入居者は店子。家賃を払い、食事代を払い、いわばユニットは棟続きの長屋。コの字の長屋の真ん中が共有の広場と考えれば、広場に出てくるも来ないも本人次第。自分の家屋に何を入れどんな生活をするかを大家がとやかく言う立場にないだろう。時々声を掛けさせていただき、長屋住まいとしての最低のルールは守っていただくようお願いするが、そのルールも長屋ごとに住んでいる方々で決めていただいてかまわない。住んでいる方が住みやすければそれ以上大家が望むものは無い。ハンディを持たれた方々(要介護1~5の判定を受けられた方々)が、入居される長屋だからケアが付く。ただ、そのケアは頼まれたことをこなすケアではない。結果として、ケアを通じてかかわらせていただくお一人おひとりの人生が満足のいくものであり、有用感が彷彿とするならば対人援助職者としての役割を果たしたことになるのであるが、援助させていただく職員一人ひとりの人生も満足のいくものとなり有用感が湧き上がるかかわりで無ければいけないと考える。他人(ひと)様(さま)の人生にかかわらせていただき己(おのれ)の人生を磨かせていただきそこを目指す先輩・同僚・後輩と切磋琢磨しながら、多くはないが生活に支障の無い生活が保障される糧を得る。
そんな「わたしの家」創りの一員になりませんか。応募お待ちしています。
社会福祉法人 太陽会
特別養護老人ホーム
「わたしの家 府中」
施設長 遠藤 紀子
社会福祉法人 太陽会 「わたしの家 府中」 〒183-0026 東京都府中市南町6-60-3 TEL042-360-8655