メモ「MMDのモデル透過表示」※工事中

材質の半透明、という話ではなく、背景に対してモデル自体を半透明表示するのもMMDではなかなか困難です。

実験的にこんなものを作ったりはしていたのですが、モデルごとにその透過率を変化させる、つまりモデルごとにフェードイン・フェードアウトをシンプルに実現することはできませんでした。 

【MMEテスト】MMEによる加算合成
https://www.nicovideo.jp/watch/sm13089005
↑試しに実験した動画

モデルの透過表示ということなら針金Pのghost.fxのようなMMEもあるのですが。↓
https://www.nicovideo.jp/watch/sm13316343


しかし、ミーフォ茜氏のレイヤーエフェクト(と言えばいいのだろうか)を使うことにより、あっさり出来るようになっていたのでした。
https://seiga.nicovideo.jp/seiga/im2077858
※2022.1時点での配布サイト→ https://sorairo.pictures/3dcg/mme-effects/

こんな感じにモデルごとにフェードイン・フェードアウトできます。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm21595398


<やり方>

上記の動画では3つのモデルの透過率を変化させていますが、この場合M4Layer.xを3つロードします。なぜxファイルを複数ロードしているのかというと、そうしないと個別に透明度を調整できないからです。


次にエフェクト割り当てウィンドウを開くと、LayerRTタブが3つできているので、それぞれにモデルを割り当てます。M4Layer.xはMainタブのみにチェック。

この段階でアクセサリ操作のM4Layer.xのTrかSiを変えれば透過率が変化します。


描画順がおかしい場合はアクセサリ設定で順番を入れ替えます。

複数のモデルが重なっている状態で透過させるとこんなことになってしまいますが、こういう場合はエフェクト割り当てで一つのレイヤーにモデルをまとめておけばよいわけです。

この通り

これとは別に、M4Layerエフェクトは合成モードが複数用意されているので、色々と試してみるのも良いかと思います。

これは合成モードを20(輝度)にした場合

最後に、M4Layerは、MMDの最新バージョンで使用すると表示がおかしくなることがあるようなのでご注意ください。上記の動画はVer7.42で作成しています。(訂正)バージョンの問題ではなく、デフォルトの背景だと表示がおかしくなるということみたいです。基本的に背景画像を読み込ませた上で使うのがいいようです。(背景を黒にする場合、「背景黒化」を使うのではなく、黒い背景画像ファイルを読み込む)