私たちは、空手の稽古にあたり、次の3点を大きな方針としています。
1 和道流が目指す 「敬 愛 礼」 の精神で稽古をします。
【解説】
空手は人を傷つけるために習得するものではありません。突きや蹴りをむやみに使うのは、暴力につながります。和道流の稽古の底には常に「人を敬う。人を愛する。人に礼を尽くす。」の精神が流れています。
例えば、「稽古を始めるときの宜しくお願います。」の礼。「稽古を終わるときのありがとうございました。」の礼。呼吸を整え、静かな心で、礼を行います。
2 心・技・体の醸成による人格向上を目指して稽古をします。
【解説】
心と技と体は、常に一体のものです。空手の鍛錬を重ねることで、人格の向上も図られます。また、そのような稽古でなければ、空手の技術も向上しないのです。
3 いつからでも、どこでも、誰でも取り組める稽古をします。
【解説】
「空手を稽古する。」ということは決して特別なことではなく、身構える必要はありません。
年を取っているからとか、稽古の場所がないとか、女性だからとかは、稽古をする障害にはなりません。社会生活に責任を持ちながら、それぞれの個性に応じた稽古をしていきます。