RSウイルス感染症が流行しています。喘息発作のようにひどい咳が出る患者さんが増えています。
今年度から神戸市の方針が変更されました。
まず、従来の予防接種は1歳以上が助成金の対象でした。ワクチンの種類は昨年度までと変更はありませんが、今年度からは生後6か月以上~1歳未満のお子さまに対しても助成金が適応されることになりました。
次に、経鼻弱毒生ワクチンに対しても補助が認められるようになります。両鼻にシュッとスプレーするだけです。こちらは2歳-12歳が対象です。有効性は注射と変わりないそうですが、注射とは異なる副反応への注意は必要です。接種回数は1回ですし、何よりも注射が苦手なお子さまには朗報です。
インフルエンザワクチンは注射も鼻スプレーも効果は十分とは言えませんが、予防接種以外に有効な予防手段はありません。生後6か月以上で注射が可能なお子さまは従来通りの注射による予防接種を、注射が無理なのでインフルエンザ予防接種を見送っている方は鼻スプレーによる予防接種をご検討ください。ご不明な点があればご連絡ください。
小学6年生から高校1年生の女性が接種対象者です。元々3回接種する予防接種だったのですが、15歳までに1回目を接種すれば、半年後に2回目を接種すれば3回目を省略することができます。
おすすめは夏休みに1回目を接種し、春休みに2回目を接種するスケジュールです。そうすれば3回目を打たなくてもOKです。中学生になると夏休みも忙しいので、小学6年生の夏休みからスタートするのが特におすすめです。受験生も夏休みに1回目を接種して、受験が終わってから2回目を接種すれば勉強への影響は少ないですね(中学3年生は15歳になってしまうと3回接種になってしまいます!)。
最近流行している百日咳や水痘(水ぼうそう)の患者さんは基本的には発熱はしません。発熱患者さん以外にも怖い感染症にかかっている患者さんは来られます。そこで、発熱患者さんに対する対応を以下のように変更します
これまでは発熱患者さんには電話予約をお願いしていましたが、原則インターネットによる仮予約に変更します。
来院までに入力されたweb問診の内容によって、待合室へのご案内や診察順を決定します。予約時間の変更をお願いする場合もありますので、できるだけ連絡を取れるようにしておいてください。クリニックから電話連絡がなければ予約時間にご来院ください 。
症状によっては車内や屋外で待機してもらう場合もありますし、いったん自宅に帰ってもらうこともあり得ます。ご不便をおかけしますが、安全・安心で円滑な診察にご協力をお願いします。
麻しん・風しん混合(MR)ワクチンは定期接種を行うために必要な量は確保できる見込みですので、まだ接種できていない方はご予約下さい。おたふくかぜワクチンも少しずつ手配できていますが、十分な量は確保できていません。ご予約いただいてもお断りすることがあり得ます。
診察までにWeb問診の入力をお願いします。来院前に自宅でゆっくり問診に記入していただくと、クリニック待合室での待ち時間を短縮することができます。詳細な事前問診はより正確な診断・治療の大切な手がかりになりますので、来院までに必ず入力をお願いします。
開院当初よりインターネット予約や隔離待合室の利用など、感染対策には力を入れてきました。すぐに診察してもらえない、予約が取れないなどのお叱りの声は承知していますが、引き続きご理解・ご協力をお願いします。
感染症が疑われる患者さんを積極的に受け入れています(初診もOK)。他の患者様と接触しないように、来院時間は指定させて頂きますので、ご協力お願いします。その他の患者さまも予約時間は守ってください。
環境消毒・スタッフの手指衛生・換気をこまめに行っています。待合スペースで密集しないように、予約人数も制限しています。個別に待機していただけるスペースは最大7か所ご用意できますし、自家用車内で待機して頂くこともあります。
医師・スタッフは自らの健康管理に努めております。マスクやゴーグル、フェイスシールドなどを状況に応じて装着して診療にあたっています。