沿革

中武急行電鉄株式会社は大正5年に設立されたはずの、仮空の鉄道です。

明治34年4月23日に師岡~扇町屋間で開業した中武馬車鉄道の路線を引き継ぎ、大正6年9月22日に開業しました。

中武馬車鉄道は部分開業後、明治34年9月1日に入麻川~桜梅森下間の全線を開業し、旅客と貨物の輸送にあたっていました。しかし大正4年の武蔵野鉄道の開通の打撃を受け、経営が悪化。馬車鉄道の経営陣と沿線市町村は積極策に打って出てることとし新会社を設立、全線を1067mm軌間へ改軌するとともに電化、武蔵野鉄道との直通運転も開始しました。

現在は国鉄青梅線との直通運転も行うとともに、西武池袋線の入麻市駅と新宿線の佐山市駅の間を日本最初のLRTに改良し川越市内線への直通運転を行っています。

入麻市駅近くで分岐し半能駅に至る軌道線も保有しています。