Webiner-Q&A-

第12回TCIS

Q1 接遇力の向上やスキルアップについて、ご施設では何か指導やレクチャーのようなことはされていますか?

A1 接遇委員会主催による定期的な講習会は開かれていますが、あくまでも一般的な大人向けのもので、今回のような小児用のスキルアップに向けたものは前例がないのが事実です。

今回の資料を作成しながら今度は小規模ながら、内輪から始めてみようかと考えているところです。


Q2 3D MRI で心臓の撮像がうまくできない症例などはないでしょうか?

A2 ①一番には、安静を保ってもらうことが一番になります。モゾモゾと動かれるとかなり画像が粗くなってしまいますので、小学校低学年や幼少期の症例に関しては、入院してもらいルートを確保して、鎮静下で撮影を行うようにしています。

  ②術後の患者様が多いので、胸骨ワイヤーがあることでたまに一部黒く画像が抜けることはありますが、そこはあまり気にせずに、ROIを決定するときは、ここにROIとする肺動脈があるだろう、ここに大動脈があるだろうと思い、ROIを決定して測定していきます。3Dはあくまで目安なので、測定には実際には問題となりません。

第11回TCIS

Q1 発症6時間から24時間症例をPerfusion studyで評価し、血栓回収の適応を検討する有用性が報告されています。ASLではなくDSC PWIで評価する流れに今後変化するのでしょうか。

A1 個人的な考えでは、ASLからDSCへと置き換わることはないのではないかと思います。やはり無被曝かつ造影剤を使用しないASLは非侵襲的な撮像法であるため、医療安全上を考慮しても、また、患者さんにとっても安全かつ優しい検査だからです。


Q2 LAVAflexというシーケンスでは何mmスライスでどれくらいの範囲が撮れるのでしょうか。もし薄いスライス厚で撮れるのであれば、頭蓋内で撮像しM1閉塞などの閉塞点を同定することなども可能なのでしょうか。

A2 LAVA-flexはスライス厚3mmで撮像しています。頭蓋内の血管壁の評価をするのであれば、3D FSE法(CUBE, VISTAなど)での撮像をお勧めいたします。


Q3 ASLの撮像時の角度はFLAIRなどと同じようにしていますか?

A3 GEのMRI装置ではobliqueができないので、体軸に対しての横断像で撮像しています。DWIやFLAIRと同じ断面とする際にはreformatする必要があります。