5 お父さん、お母さんへ

・コーチが運営するチームです

会則に明記していますが、当チームはコーチが主体となって運営するチームです。保護者の方々から「お世話役さん」を募り運営に参加していただくスタイルのチームではありません。一部の役員や会計さん、審判を保護者にお願いしていますが、チームの方針はコーチが決定します。

保護者の方には、たとえば練習試合の時にゴールを運んでいただいたり、けがの際の対応などを現場にいらっしゃる場合にお願いすることもあると思います。また夏季合宿や遠征の際は大人の手が足りないため、特別にサポートをお願いすることもあります(可能な方だけ)。

コーチがお願いした際は、できる範囲で結構ですのでサポートをお願いします。それ以外は基本的にコーチにお任せください。

・コーチはボランティアです

当会のコーチはすべてボランティアです。営利を目的としたチーム(月謝を取るため料金は当会よりはるかに高額)ではありません。従ってできることには限界があります。たとえばコーチの本業(仕事)が多忙化すれば、練習がお休みになることもあります。

度を超えた保護者からのご要望

★「練習中によその子に悪口を言われたので指導してほしい」(子供同士のけんかには原則対応しません)

★「よその子にけがさせられた。謝らせて償いをさせてほしい」(プレー中なら保険がききますので、保険の賠償範囲で納得してください。謝るかどうかは状況によります。プレー外等保険の対象範囲を超えたけがについては会は責任を負いません。保護者同士でお話ください)

★「希望のポジションで子供を使ってほしい」(指導内容への口出しは論外です)

★「子供を試合に出してほしい」(同上)

★「こうすれば勝てるのになぜ違う作戦をとるのか」(同上)

★「けがの程度を適切に判断して教えてほしい」(コーチは医師ではありません)・・・・・・・・・・

等々については対応しませんし、ひどい場合は退会をお願いする場合もございます。

一方で保護者がリスペクトしてくれればコーチは頑張ります。保護者とコーチが互いにリスペクトしあえる、ボランティアチームの長所をいかした、そんないい関係でありたいと願っています。

・「右行け」「左行け」「けれー」・・・指示はNG

練習や試合中は選手を見守り、応援してください。無関心は子どもにとって寂しいことです。

ですが、選手への指示(サイドコーチ)はおやめください。

サッカーは自分で判断するスポーツです。判断力を養うため、コーチはあえて黙ってみています。

そして落ち着いたとき「A君、さっき何でこうしたの」などと尋ねます。この問答によって、子どもは思考を開始するのです。

にもかかわらず、保護者が「右だ」「シュートだ」などと声かけすると、せっかくの思考の機会=成長の機会=を奪ってしまいます。

目先の結果よりも選手の成長に主眼をおいて指導しています。サイドコーチは絶対におやめになり、コーチはコーチに任せて下さい。

・ジャッジへの異議は絶対にやめてください

「シャツ引っ張ってるよー」「オフサイドだろー」「えー」。試合中コートサイドで審判に異議を唱える保護者がいます。

審判はボランティアで子どものために資格を取り、休日返上で試合に来ています。感謝や尊敬を忘れないで下さい。

そうすれば自然と異議は唱えなくなるはずです。

選手はルール上、異議を唱えるとイエローカードです。親が口癖のように審判に異議を唱えると、お子様がコートで同じ行動をとりカードをもらうことになるかもしれません。その意味でも保護者の方々は異議を慎んでください。

・試合相手は「敵」ではありません。大切な仲間です

試合相手の選手を脅かすような大きな声を出す保護者がいます。ひどい保護者は「あいつをつぶせ」「倒せ」・・・。

試合は相手チームなしでは成立しません。等しくサッカーを愛するわれわれの仲間です。

相手チームのナイスプレーには惜しみない声援を送り、試合終了時には温かい拍手をお願いします。

そうすることで子どもたちも、保護者からフェアプレーの精神を学ぶはずです。

・記名のお願い

持ち物には記名をお願いします。ボールは1カ月に1回ぐらい確かめてください。すぐにかすれます。水筒は側面ではなく上部に記名を。試合時にすぐに見つけるためです。シャツなど衣服にも記名をお願いします。

・けがをした時は

けがをしたときは、絆創膏を貼ったり、コールドスプレーで冷やすなど手持ちの備品で応急措置はします。ですが、そのまま安静にすれば足りるのか、さらなる治療が必要か?という、けがの程度(骨折かねんざか靱帯の損傷か・・・)や今後の治療方針についてコーチは判断できません。コーチとして「ねんざかな」などと感想は申し上げますが、保護者の皆様におかれましては、確定的なものと受け止めないでいただきたいと思います。

子どもは痛みや受傷時の状況について上手に説明できません。ですので、受傷後は念のため、医師の診断を受けることをお勧めします。

なお入会の翌々月以降は保険が適用されます。詳しくは本HPの「保険請求について」をご覧ください。

・熱中症対策を

真夏はもちろん、体が暑さに慣れていない5~6月から危険なシーズンに突入します。

寝不足など体調不良の時は熱中症になりやすいです。十分注意して無理のない範囲でご参加下さい。体調が悪いときはお休みされて結構です。

家を出るときは「気持ち悪かったらすぐにコーチに言って、日陰で休みなさい」とご指導下さい。根性では熱中症には勝てません。無理はさせないようにお願いします。

熱を逃がしやすい服、十分な水分のご用意もお願いします。「水なんか飲むな」・・・式の「熱血スポ根」は非科学的であり、滝一SCでは採用しない考え方です。

重篤な場合、熱中症は死につながりますので、絶対に避けましょう。

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