「反骨心がカッコよく思えた あの頃・・・」 (2015.1.1)
夏の景色から一気に冬最中の投稿となってしまう事に反省しながら・・・
自分の周りが雪景色になる頃に聞きたくなる曲、吉田拓郎「外は白い雪の夜」がある。
この歳になってはずかしくもあるが歌詞が妙に切なくて好きな曲である。
テレビの思い出がある。20年以上前になるだろうか・・・
吉田拓郎がNHKの紅白歌合戦に出演を打診された時の逸話だがテレビに出演を拒む姿勢を取っていた彼がすぐに出演承諾はせず、バックバンドに当時では共演はかなり難易度が高いメンバーを指定しそれが満たされたら出演するという条件を出したいう。ちなみにそのメンバーとは日野皓正(Tp)、渡辺香津美(Gt)、大西順子(Pf)、日野元彦(Dr)、石川鷹彦(AG)等々である。
しかしNHKは彼らのスケジュール調整等をクリアし本番までには揃えたのだ。
これで吉田拓郎は紅白初出場となり、彼の「わがままな話」の一つとなるのだろうがその頃の私(達)にしてみれば大NHKに注文を付けた「反骨心」として「カッコよく」思えたものである。
さらに話は前にさかのぼり私が中学生(40数年前)の頃にまさに吉田拓郎が初NHK出演(生放送だったはず)する歌番組で2曲歌った。
1曲目は当時ヒット中の「旅の宿」を弾き語りで、レコードとは全然違った歌い方が印象に残っている。(これはこれでカッコよかった。)そして2曲目は当時「太陽にほえろ」などのサウンドトラックで人気を博していた「井上堯之バンド」をバックに従え「春だったね」を歌った。そして間奏で彼は客席に尻を向け井上堯之に一礼をしたのだ。その映像も当時の自分としては客を無視してミュージシャンの大先輩にリスペクトの姿勢を取った様に映り、これも「反骨心」として「カッコよく」思えた。
そして今、なるべくなら何事も波風が立たずに物事を収めようとして日々を送っている自分を思い「反骨心」までとは言わず、多少の「こだわり心」を持ってみようかと考えるこの頃である。
https://www.youtube.com/watch?v=BllXF4HwPOk
(途中からですが これがその映像です。珍しいのはハンドマイクで歌う拓郎です。)
https://www.youtube.com/watch?v=i0IvbEXMRsY
(旅の宿はこんな歌い方でした。)