旧秋田市立体育館、それは秋田のプロレスの聖地 (2014.06.01)
何のきっかけだったか忘れてしまったが20代半ばにプロレスにハマった頃がある。
その時代はジャイアント馬場率いる全日本プロレスとアントニオ猪木率いる新日本プロレスが勢力を二分していた。
全国的には日本人同士の遺恨対決などで話題性が高いカードで新日本プロレスが多少、抜きに出ていた感もあったが、我々、秋田のプロレスファンにしてみれば地方において他より圧倒的に興業数が多かった全日本プロレスの人気も負けず劣らず高かった。
その会場が旧秋田市立体育館(現在は第二県庁となっている)である。
あまり広い体育館でなかったので2階席でも結構、リングが近くに感じられレスラーのぶつかり合う音、汗に興奮したものだ。
今だったら出来ないだろうがワンカップの酒とおつまみを適度?に持ち込みそれを味わいながらの観戦、いい時代だったと思う。
カードが終われば帰りの通路で外国人選手控室の扉を酔った勢いで強くドンドンと叩くとお約束通り有名選手が外に出て来て我々を追いかけるサービス?があったりで、色々と楽しませてもらった。
特にタイガージェットシンなどはサーベルを振りかざしながら追いかけ回るのだがタクシーの待つ体育館入口近くになると大人しく立ち止りサーベルを鞘?に収め静かにタクシーに乗り込む姿が面白かった。
一説には外でサーベル鞘から出して持ち歩くと銃刀法違反だから、・・などいう話もあったが・・・?
そして試合もさることながら毎回、この会場に秋田市民市場の御一行が訪れやはり酔った勢いで飛ばす痛烈なヤジ等々が響き渡り、それが妙に観客同士で受けるのも楽しかった。
そのヤジを聞いて怒った?レスラーが客席に詰め寄って行くのも面白いパフォーマンスでもあった。
今、車を運転して第二県庁前を通る時、プロレスの聖地「秋田市立体育館」の思い出がふと、蘇る時がある。
http://www.youtube.com/watch?v=qEUK5-0PaAc
「スピニング・トー・ホールド」 ザ・ファンクスの超有名なプロレス技、同名の入場テーマ曲、by クリエーション(竹田和夫)。ベースでコピーの真似ごとをしたけど途中で挫折。
http://www.youtube.com/watch?v=6fynvAr7AZE
これも有名なミル・マスカラスの入場テーマ曲。「スカイ・ハイ」by ジクソー。