インスタントラーメンのシンガーがE YAZAWAを発掘 (2014.03.29)
インスタントラーメン(即席袋めん)の初体験はいつだったろうか。
確か小学校に入る少し前だったと記憶する。
日清のチキンラーメンが日本での先駆的存在(日清が最初ではなく、有名企業ではない製品がそうだったらしい)だが私の住む地域では1番目が「明星の即席ラーメン(¥30) 以下、明星と記入」、2番目が「日水(ニッスイ)の即席ラーメン(¥25でチキンラーメンと同じくドンブリに麺を入れお湯を掛けて食べられる。)と認識している。
母親に「明星」を作ってもらい初めて食べたインスタントラーメンに「こんなに美味しいものがあるのか!」思った。(中学1年の時に初めて食べたカップヌードルにも同じ事を思う。)
少しして「明星」より少し安く母親の勤め先で売り出した無名メーカーのインスタントラーメンを箱買いし集中的に食したのが災いし蕁麻疹が出て凄く痛い注射をされた思い出がある。(たぶん、製造工程で麺を揚げる際の油が粗悪なものだったのだろう。)
その様な事もありチキンラーメンのコマーシャルは流れてなくその存在も知らず、それに対して「明星」は日曜のお昼前頃にガッツリとコマーシャルも流れており、やはりインスタントラーメンは「明星」と思い込み食するのであった。
数年後、日清のインスタントラーメンを知るのは「出前一丁」(ラー油を初体験)が最初であり、そして「明星即席ラーメン」も「チャルメラ」に移行して行くのである。
さて、小学校の低学年まで休日のお昼に大分、お世話になった「明星即席ラーメン」のコマーシャルソングであるが、あれから50年程経っても1コーラスは確実に歌える。(私だけでなく同世代も?)
心で口ずさむ(?)と今では1.5サイズが主流のカップめんに食欲は湧かないが袋めんは無性に食べたくなる。
後に知った事だがこのコマーシャルソングを作詞・作曲したのがミッキー・カーチス氏だった。
氏は平尾昌晃、山下敬二郎と「ロカビリー3人男」として「日劇ウェスタンカーニバル」で爆発的な人気を博し、その後もシンガー、音楽プロデューサー、現在は俳優、落語家などでも幅広い活動・活躍をしている。
話は変わって・・・、ミッキー・カーチス氏が70年代に音楽プロデューサーとして発掘したのが今、日本のミュージックシーンに君臨する矢沢永吉がいたロックンロールバンド「キャロル」である。
キャロル(その時はセミプロ)が出演していたテレビ番組(フジテレビ リブヤング)を見ていた氏が即行、スカウトしレコーディングを行ったという。(デビュー当時は月一でシングル盤レコードを発売し、実は内田裕也もスカウトしようとしていたらしい。)
時を経て今では矢沢永吉がテレビ映像などに映ると私の思考回路は上記の様な事もあり日曜日に「明星即席ラーメン」の歌を心で歌いながら幸せそうな顔をしてラーメンをすする幼い頃の自分を連想するのである。
http://www.youtube.com/watch?v=q7A63COuNqM
(明星即席ラーメンのうた ミッキー・カーチス)
http://www.youtube.com/watch?v=CLpYe4UJrZE&list=RDCLpYe4UJrZE#t=12
(キャロル ライヴ・イン・リブ・ヤング)
http://www.youtube.com/watch?v=GEMWhVSi3l4
(シンガー ミッキー・カーチス)