巨人の星に思う (2013.7.20)
業務箇所の近くに野球場がある。
この季節だと甲子園を目指す球児たちの姿に上がる歓声が響いている。
「巨人の星」・・・自分が小学生の頃に一世を風靡した少年誌連載の漫画である。
作画が川崎のぼる、原作が梶原一騎にて展開され、当時、「あしたのジョー」(原作は高森朝雄=梶原一騎)と人気を二分していた。
今でも時々、復刻コミックを読み返したりするが当時、作者の二人はあまり野球には詳しく無かったらしく別の意味で面白い発見が多々ある。
例えば・・・
主人公とライバルの年の差が連載当初から高校時代になると縮まっていた。
スパイクシューズの歯が無い。
ライバル二人が当時にも存在していたドラフト会議に関わることなく主人公と違う球団に逆指名で入団している。
多摩川の二軍の試合は両チームともベンチ(椅子)が無く全員、体育座り。(昭和40年代は実際そうだったのか?)
消える魔球はストライクゾーンを通過しているか不明なのに見逃しのストライクコールがされている。(ベース上より投手側への少し前で消えれば大丈夫だったと思う。)
「新巨人の星」蜃気楼の魔球はその秘密を誌上で公開される事無くライバルに打たれた(攻略された)段階で連載が終る。(当時の掲載されていた週刊読売の都合で?)等々・・・、まだまだあるがあくまで漫画なのであまり穿った見方するのもと思いながらも当時、夢中になっていた分、何だか可笑しくも感じる。
特に現実的に考えると(これも穿っているが)主人公が考え習得した魔球がライバル外の選手(一部を除く)には天下無敵なのだがライバルに攻略されると主人公は壊滅的なダメージを感じ時には監督の指示も無いのに途中でマウンドを降り勝手に帰ってしまう極端さである。
漫画に現実を持ち込む事はないがライバルを気にせず当番していたら300勝はしていたかもしれない、なんて今だと考えたりもする。(つくづく現実的な大人になってしまったと思う。)
現在、プロ野球では二刀流などの言葉で漫画の様に展開され夢を与えてくれる部分もある。
野球のみならず様々な分野で夢のある事が、これからも多く出てきてくれたら思うこの頃・・・。
さて、今回の資料音源はアニメ版「巨人の星」で流れていた挿入歌(隠れた名曲とマニアは言っている?)、そして、ご本家(作者)はあの伝説の本牧ブルースバンドです。
(オーロラ三人娘・クールな恋) コーラスが不思議に微妙?です。
http://www.youtube.com/watch?v=NVktQdsO8CA
(ご本家歌唱)