T-REX 20th Century Boy (2012.5.19)
54歳となった私に重い機材が大分、辛くはなってきているが日々を何となくがんばっている(つもり?)。
さて、本文は20世紀に少年だった自分が思い出として残る楽曲をテーマに綴ってみたい。 その1はタイトルでもある「20世紀少年」、T-REXが来日時に東芝のスタジオで録音したものと認識している。浦沢直樹氏の同名コミックはこの曲を主人公が中学の放送室を乗っ取り、全校に流した事から物語は始まるが自分にも似たような思い出がある。
中学3年、春の全校生徒会、田舎の学校の体育館は紛糾していた。自分たちが提案した「給食時の校内放送をリクエスト番組にしよう」的な事で。真面目な女子中学生は「校内でカーペンターズくらいなら良いと思いますがロックはいけないと思います。」(カーペンターズくらい?、カーペンターズに失礼だろ!)教師がいる事を意識した発言があったり・・・。「給食の時間くらい自由な時間があっても良いと思います。」(そんなに自分たちは不自由だったのか?)等々。
結局、リクエスト案は採択され自分たちはリクエスト箱に用紙を投函し当然、放送部にはあるはずが無い、当時、ブームだったグラムロックの雄、T-REX、デヴィット・ボウイ、スレイド、アリス・クーパーなどを持込み放送していたが満足していたのは一部の洋楽初級者の自分達で田舎の、教師たちにはこれらの音を聞きながらカレーシチューなどを食べるというのは馴染めなく自然とグラムロックがアグネスチャン、天地真理、フィンガー5などになり・・・、結局、イージーリスニングになる。
結局、浦沢氏のコミックと同じく「ロックが流れても学校は変わる事は無い。」と感じた15歳の7月・・・・。
(T-REX映像)