日本では、パドルテニスの他にミニテニス、バウンドテニス、フリーテニス、エスキーテニスなど、テニスと名のつくニュースポーツが数多くありますが、それらの中で、最も硬式テニスに近いのがパドルテニスです。使用するボールがテニスのボールと形状・材質ともほぼ同じ(フェルトでカバーされており、空気圧はテニスボールより若干低い)です。
技術的にもテニスとほとんど同様(グラウンドストローク、ボレー、スマッシュ等)であり、ルールもサービス以外は基本的には硬式テニスと同じです。
ラケットは、縦の長さが46.0cm×横幅が24.0cm以下とする寸法だけが規定されており、重さと材質・表面の形状についての規定はありませんが、ガットを張ったものは使用できません。このラケットの形が舟の櫂(かい)に似ており、櫂をパドル(paddle)と呼ぶことからパドルテニスの名称がつけられたようです。
コートの大きさは、縦15.24m×横6.10m(テニス・ダブルスのコートは縦23.77m×横10.97m)でネットの高さはポストの位置で78.7cmとなっています。(ネットの中央部は76.2cm以上の高さが必要)
左の図がパドルテニスのコートサイズ、右がバドミントンコートサイズ
パドルテニスの競技規則やマナー&エチケット等については、次のリンクをご覧ください。
当会に加盟しているサークルの皆さんからパドルテニスを始めた動機などをお聞きしました。
パドルテニスの魅力を窺い知ることができそうです。
1.硬式テニスもやっているが、パドルテニスはインドアでやれるので天候に左右されるこ
となく楽しめるのが良い。(50歳代・男性)
2.フェルトでカバーされたボールを打つときの、打球感とジャストミートしたときの音が
なんとも言えない。(40歳代・女性)
3.自分の体力や運動能力からして、コートの大きさが丁度良いと思ったが、実際おこなっ
てみて、そのことを実感した。(60歳代・男性)
4.学生時代からテニスをやってきたが、紫外線アレルギーのため、屋外コートではテニス
ができなくなったので。(30歳代・女性)
5.スペインのプロツアー(World Paddel Tour)をネット動画で観て、その迫力とスピード
感に魅せられた。(60歳代・男性)
6.狭いコートでのラリー展開は早い反応を求められるため、運動反射神経の衰えを防止す
るのにふさわしい。(70歳代・男性)
7.父母のパドルテニス練習会に小学生の時に同行し、体験参加をしてみたら楽しく簡単に
できたので継続している。(10歳代・男性)
8.家族4人で楽しんでいます。(50歳代・女性)
9.町内会の仲間に誘われて。(60歳代・女性)
10.定年退職し、家の中に閉じこもりがちだったが、心身の健康のことを考えパドルテニス
を始めた。(60歳代・男性)