1)私が使用しているGPSロガー
Fuzhou Victory Technology社製 V-900 というGPSロガーを使用しています。中国製です。
録音機能付GPSロガーで、高感度、廉価(1万2千円弱)、長時間使用可能(24時間可能)、ログデータのマイクロsdカード保存(事実上データの無制限保存可能)、小型(43×74×9.9mm、重さ55g)、日本語版ソフト付、おまけ(GPSキャップ)付などの点で、結果として満足して使用しています。
株式会社GISupplyという販売店からネット通販で購入しました。
他のGPSロガーを使ったことがないので、他製品との比較はできません。
次の写真はこのGPSロガーのデータを黄色線でグーグルアースの航空写真に落としたものです。画面の下ではワザと歩道(幅5m)の右側(人家側)を、画面の上では歩道の左側(車道側)をあるいたものです。ログデータはその通りの軌跡になっており、写真撮影の位置情報を得る上で十分に実用的です。
2)GPSログデータのつくり方
毎日散歩しているわけではないので、日にちが空くとGPSの操作も忘れてしまいます。そこで次のような自分のためのGPS操作メモを作りました。
ア GPSの起動と終了
・事前にv-900を充電しておき,ミニsdカードを挿入しておく。
・視界の開けた場所で電源スイッチを長押しする。
・電源が入るとピーと音がする。
・そのままv-900に衛星を探させる。通常40秒程度で、緑ランプ(衛星捕捉ランプ)とオレンジランプ(データ書込確認ランプ)が点滅する。(青ランプは無視する)
・v-900を体につけて(帽子の頂部に収納して)、測定を開始する。
・測定が終わったら、電源スイッチを長押する。ピーと音がして電源が切れる。
イ ログデータのパソコン取り込み
・v-900からミニsdカードを抜き出し、usbカードリーダーに入れてパソコンに差込み、v-900が記録したcsv形式のファイルをパソコンに取り込みます。
・ v-900がつくるファイル名前は国際標準時間を基準にして、その日の最初の記録ファイルは11021500.csvとなります。(2011年2月15日の最初のログファイルの場合。) 同じ日に、v-900の電源を一度切って、再度電源を入れると11021501.csvファイルが生成されます。順次電源が切られるたびに新しいファイル番号がつけられます。
ウ ログデータの変換
ログデータをグーグルアースやGISソフト、ジオタッキングソフトで使うために、ファイル形式をいくつかの形式にコンバートします。私はグーグルアース用にklm、kmz、GIS用にgpx、ジオタッキングソフト用にnmeaの4形式のファイルにコンバートします。
・NMEA to KMZを立ち上げる。(私はこのソフトをv-900の付録cdから入手しましたが、WEBからフリーソフトとして最新版をダウンロードできるようです。)
・Input fileに変換したいcsvファイルを指定する。
・Output File typeのKML、KMZ、GPX、NMEAにチェックを入れる。
・LocalTimeは09:00:00を指定して、Autoにチェックを入れる。
・その他の指定は、私の場合は次の画像の通りです。