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本セミナー(旧名「例のセミナー」)は「関東の幾何学(広くは数学)に携わる学生・若手研究者の研究交流」という目的の下,毎回,招待講演者1名と大学院生講演者2・3名を招いて開催しています.
第39回関東若手幾何セミナーを開催いたします.
日時 : 2026年 7月25日(土) 13:00~17:00
会場 : 埼玉大学 理学部 1号館3階 基礎数理演習室
講演予定者:
13:00-13:40 西川友翔 氏 (埼玉大学 M2)
タイトル:Lefschetz複体上の離散モースボット理論
単体複体上の離散モース理論は,1998年にFormanによって導入され,その後2017年にYaptieuによって離散モースボット理論へと拡張された.一方,Mrozekらは単体複体の代数的構造を抽出したLefschetz複体に対して,離散モース理論の枠組みを提案している.本講演では,Lefschetz複体上に離散モースボット理論を構築し,モースボット不等式が成立することを示す.さらに,モースボット不等式の剰余項を保ちながらLefschetz複体を縮約する手法を紹介する.
14:00-14:40 佐藤一慶 氏 (東京都立大学 D2)
タイトル:The Tits boundary of coarsely convex spaces
Tits境界は, CAT(0)空間の大域的な曲率の分布を記述する無限遠境界である. これはCAT(0)空間に内在する角度を用いて定義され, Rank rigidityやrelative hyperbolicityをはじめ, その構造と空間の幾何との関係について多くの研究がなされている. 本講演では, 深谷友宏氏(都立大理)との共同研究により, CAT(0)空間を含む非正曲率空間のクラスである粗凸空間に対して構成したTits境界を紹介し, その定義の概要と境界の構造から導かれる幾何学的性質について解説する.
15:00-15:40 松嶋柚希 氏 (東京都立大学 D2)
タイトル:同じ多項式不変量をもつ結び目の無限族について
結び目の分類において,多項式不変量は有効な手段として知られている.一般に,2つの結び目の多項式不変量が異なれば,それらは異なる結び目であるが,その逆は正しいとは限らない. 本研究では,結び目の図式の中でも特に対称性をもつものに着目し,その多項式不変量を計算することで,同一の多項式不変量をもつ異なる結び目の無限族を構成した. 本講演では,この結び目の無限族について紹介する.
16:00-17:00 田邊真郷 氏 (理化学研究所)
タイトル:はめ込みの特異Seifert膜と相対版Thom多項式
Thom多項式とは, 可微分写像に現れる特異点軌跡の基本類を記述する「特異点の特性類」である. Thom多項式理論の一つの応用として、はめ込みの不変量を, その拡張写像(特異Seifert膜)がもつ特異点の数え上げで記述する公式が数多く知られている. 本講演では, これらの公式を統一するための第一歩として相対版Thom多項式を導入し, その構造定理を示す. また, 構造定理に現れる補正項が様々な具体例で消滅することを紹介する.
対面のみでの開催を予定しています.以下のURL から参加登録をお願いします.
< https://forms.gle/U2VTWurAQqwxcUMe6 >
また, 講演終了後に懇親会を予定しております.
準備の都合上, 懇親会に参加される方は7月19日(日)までに登録するようお願いします.
過去のセミナーの内容についてはこちらをご参照ください.