木目込み人形 動(Motionpicture)
木目込み人形 動(Motionpicture)
木目込み人形とは、桐の粉を糊と混ぜたものを固めた胴体に溝を彫る。そこに布地(金襴、友禅等)をヘラで木目込み(入れ込む)着せ付けていく お人形のことです。
木目込み人形の歴史は古く、江戸時代に京都上賀茂神社に仕える職人が奉納箱をつくる柳の木の残片でつくったのが始まりと言われています。
その時の人形は、胴体の木目に筋目を入れて神宮の衣装の切れ端を埋め込んで(木目込んで)作られた。
木目込んで作ることから「木目込み人形」と呼ばれるようになりました。
当初は、加茂で作られたことから「加茂人形」「賀茂川人形」と呼ばれていたようです。
木目込み人形の出来るまでの工程
原型作り
原型は、粘土で作られます。 人形の型(かま)は、原型を木枠の中に入れ、樹脂などを流し込んで取ります。 「かま」は、原型の前半分、後半分の二つを作ります。
かま詰め
桐粉に しょうぶ糊を混ぜて作った「桐塑」を「かま」の中に詰め胴体を作ります。前後のかまに桐塑詰めたら、合わせて一本にします。
ぬき
押さえつけた「かま」を軽く上から叩くと、上半分の「かま」が外れます。胴体を下の「かま」から取り出す前に、竹べらではみ出した部分を取り除いた後、下の「かま」を横にして胴体を取り出します。
生地の拵
十分乾燥した後、胴体に生じるデコボコやひび割れは、竹べらを使い桐塑で補整、ヤスリで綺麗にして胴体を作ります。
胡粉塗り
胡粉をにかわで溶かして胴体にぬります。胴体の生地を引き締め、崩れやすさを防ぎ、筋を彫りやすくする。
筋彫り
胡粉が乾いたら、布を木め込んでいくための筋彫りをします。仕上がりに影響をするポイントなので、彫刻刀を使って丁寧に彫ります。
木目込み
溝に糊を入れ、型紙に合わせて切った布地を目打ち、木目込みべらを使い、しっかりと木目込みます。
面相書き
面相とは、人形の顔形のこと。顔形を書くことを面相書きと言います。人形の顔は、商品の価値を決める大切な仕事になります。慎重に丁寧に面相書きが行われます。
仕上げ
胴体の頭や手を取り付け、髪の毛をブラシで整えて、不出来なところが無いかを細かく確認して仕上げます。
Process until capable oof Kimekomi doll
One
Two
Three
Four
Five
Six
Sevsn
Eight
Nine