はじめに

漂着物が多く心躍った浜

2015年5月3日、北海道天塩郡遠別町

浜辺には、様々な国、様々な場所、様々な時代のモノが打ち上げられます。

それらのモノ=漂着物に目を向けてみると、きっと、1個や2個、オレンジ色をした小さな棒状の物体を見つけることが出来るでしょう。

それは、漂着物を拾い集める人々(ビーチコーマー)の間で「オレンジ浮き」と呼ばれている、漁業用の浮きの一種です。

オレンジ浮きは、主に台湾で製造されていて、刺し網漁に用いられているようです。

表面には様々なエンボスがあり、またサイズも7種類以上あることから、以前からビーチコーマーの注目を集める存在でした。

エンボスやサイズの他に色も複数あり、青や黄、緑、赤などが確認されています

2014年10月30日、北海道檜山郡江差町

このサイトは、北海道を中心に拾い集めているオレンジ浮きのエンボスを記録し、大まかではありますが分類することを目的として立ち上げました。

この小さな浮きに秘められた、驚くほど多様なエンボスの世界を、知って頂けたら幸いです。

凡例

【サイズ】は全長×幅×厚さ(下図参照)の順で表記しています。

【表】は号数がある面とし、号数がない場合はエンボスがある面としています。

【裏】はその反対側の面としています(一部例外もあります)。

【表・裏】は両面のエンボスが同じ場合に用いています。この時、裏面の写真は省略しています。また、裏面にエンボスがない場合も写真は省略しています。

エンボス表記中、該当する文字が見つけられていない場合はその部分を「?」としています。また、表記した文字が正しいかどうか不明な場合はその文字の後に「(?)」を付しています。