使い古しのサラダ油を、なるべく費用を掛けず、少ない労力で石鹸として利用する方法。
基本的な作り方のみ書く。
苛性ソーダは危険なので、未成年だけで行わないこと。
天麩羅や豚カツ作りで汚れた油を、捨てずに活用できる。
ペットボトルなどに入れて2ヶ月から3ヶ月保管しておけば、汚い部分は下に沈殿する。色の薄くなった上澄みだけを使う。
苛性ソーダを買う。
薬屋で売っているが、置いていない店もある。
購入の際には、名前を書いて印鑑を押す必要がある。身分証明書(運転免許など)は不要なのが不思議。
450g入ったもので480円程度。もっと安い店もある。
苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を水に溶かすと、溶解熱でかなり高温になるので、取り扱いには十分注意が必要。
絶対に素手で触ったり、肌に付いたりしないよう注意が必要。
材料
廃油(サラダ油) 1000cc
水(水道水) 500cc
苛性ソーダ 140g
2リットルのペットボトル(コーラとかアクエリアスの入っていた奴でOK)
ボール
計量カップ ※500ccの奴が便利。
漏斗(じょうご)
秤(はかり) 料理用の台秤で十分だが、材料が少ない場合はもっと正確な秤を使っている。
生クリームの空き箱 4~5個(牛乳パックでも可)
※石鹸を固める箱なのでカッターナイフで簡単に切れて水が漏れない必要がある。
漏斗と計量カップはダイソーで調達した。秤と苛性ソーダだけはちゃんと買った。
ペットボトルに油1000ccを注ぐ。
秤にボールを載せ、苛性ソーダを計る。直接苛性ソーダに触れないように注意。
計量カップで500ccの水を量る。
風通しのいい場所で、ボールの苛性ソーダに水を入れ、かき混ぜ、よく溶かす。たちまち水が熱湯になるので、火傷に注意。
苛性ソーダが溶けると、白く濁っていた水が透明になる。
油を入れておいたペットボトルに、苛性ソーダ水を入れる。
ペットボトルの栓をする。
ペットボトルを振って、よく攪拌する。最低20分程度攪拌する。
攪拌が足りないと、石鹸の出来が酷くなる。
コーヒー牛乳か泥水のような汚い色に変色する。
攪拌が終わったら、生クリームの空き箱に流し込む。
生クリームの空き箱はあらかじめ上部を切り取り、高さ8cmくらいにして、洗って乾燥させておく。
4個用意すれば入り切る。小さく(薄く)作りたければ、6個くらいに分けてもいい。
以上で、作業終了。
一日ほって置けば大体固まるが、完成までだいたい1ヶ月放置する。途中、表面に油が染み出て溜まることがあるが、そのままにしておいても元に戻ったので大丈夫のようだ。ただし攪拌が足りない場合は、液が分離したように表面だけ色が悪くなることがあった。(それでも使用に差し障りはなかった。)
1ヶ月位経ったら、カッターナイフで生クリームの空き箱を丁寧に切り開いて石鹸を取り出す。早過ぎると石鹸が軟らかくて形が崩れるので注意。
※なお攪拌に使ったペットボトルは2週間くらい放置して中身が固まった頃にお湯を入れ、石鹸水にする。ペットボトルも石鹸で洗ったように綺麗になるので再利用が可能。
出来上がった石鹸は、とても無骨で、且つ少し油臭いかもしれない。
入浴時に身体を洗うのに常用しているが、流石に顔には使わない。皮膚の敏感な人も使えないかもしれない。臭いは意外と気にならない。
洗浄力が高いので、家庭内の掃除全般に役立つ。
ただし、洗濯に使うとタオルも衣類も臭くて使えたものではなかった。