成田ジュニア・ストリングオーケストラは、1995年に、ヴァイオリン指導者の故・勝又智子先生の提唱で、地域の子どもたちによる弦楽合奏団として結成されました。小学生から高校生の団員で構成され、弦楽合奏を楽しみながら豊かな心を育むことを目的としています。現在は、成田市内の公民館で月に2~3回、土日に練習しています。
通常練習に加え、毎年、夏に定期演奏会、冬にクリスマス演奏会を開催しているほか、ボランティアでの無料弦楽器体験会や福祉施設・高齢者施設等への慰問演奏、地域のイベント(成田弦まつりや公民館まつり等)への出演や招待演奏への対応、夏休みの合宿、高校生リーダーが主導して団員間の自発的な学び合いにより取り組む「音楽を起点とした地域探究活動(地域探究ページ参照)」など一年を通じて多くの経験を積み、地域で生き生きと成長しています。
「地域の子ども達に合奏の場を」
成田ジュニア・ストリングオーケストラは、生前の勝又先生のご遺志を継いで活動しております。団員たちはジュニアでの諸活動を通じて、個人では味わうことのできないアンサンブルの楽しみ、音楽の素晴らしさを実感し、仲間とともに豊かな感性を育んでいます。
ヴァイオリン 故・勝又 智子 先生(KATSUMATA Tomoko)
国立音楽大学ヴァイオリン専攻卒業。諏訪晶子、ゲルハルト・ボッセの各氏に師事。卒業後ニース国際音楽祭に参加、ヴァイオリンの巨匠ジャンジャック・カントロフ氏の指導を受ける。ニュークレモナフィルハーモニーオーケストラの2005年の定期演奏会では、ソリストとしてメンデルスゾーンの協奏曲を演奏、2012年にはチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を演奏し好評を博した。
ソロ活動および室内楽・オーケストラ等の演奏活動をするかたわら意欲的に後進の指導にあたり、1995年、成田ジュニア・ストリングオーケストラを結成。2003年より千葉市で弦楽合奏アンサンブル・クララを指導。自身の演奏活動のみならず、地域の音楽普及活動や子ども達への音楽教育に多大な貢献をなされた。
2018年10月、多くの皆様に惜しまれて御逝去。
団員及び卒団生の家族で結成されたアンサンブルです。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのメンバーで構成された弦楽合奏を楽しんでおり、成田ジュニアの演奏行事にも賛助出演しています。弦楽器演奏経験がある団員・団友保護者の参加をお待ちしています。
1995年 5月 当団18名で結成 コントラバス・ヴィオラ購入
11月 成田市公民館まつり出演
12月 ラトビアのリガカテドラル合唱団と合同演奏会
1996年 10月 第1回定期演奏会(成田国際高校ホール)を開催(以後、定期演奏会を毎年開催)
1998年 12月 イマナカ楽器 創立20周年記念演奏会出演
1999年 8月 柏ジュニアストリングオーケストラと合同合宿
2000年 11月 幕張メッセ千葉文化祭出演
12月 成田東急ホテルクリスマスディナーショー出演
2001年 11月 玉造小学校秋祭り出演
5月 ボランティアでの弦楽器体験会(無料、地域貢献・普及活動の一環)を開始(以後、毎年夏に開催)
2004年 4月 リトルジュニア誕生(6名入団)
5月 五嶋みどりさん・及川浩治さんが成田ジュニアを訪問
10月 成田山弦まつり出演(以後、毎年秋に出演)
2005年 4月 創立10周年記念コンサート(酒々井プリミエールホール)
10月 キャンプ座間での招待演奏(全5回)
12月 クリスマス演奏会(以後、毎年冬に開催) キーボード購入
2010年 4月 弦楽器未経験者の受け入れ開始 (13名入団) 分数楽器購入
2011年 11月 大栄地区音楽祭出演
2012年 12月 成田空港クリスマスコンサート出演
2014年 12月 成田市政60周年記念コンサート出演
2015年 1月 団員・団友家族によるジュニアファミリーを結成
2015年 9月 創立 20周年記念コンサート(大栄公民館ホール)を開催
2015年 10月 成田空港空の駅での招待演奏
2018年 10月 当団創設者・勝又智子先生ご逝去
2018年 10月 今仲尚子先生 指導体制で再出発
2019年 9月 佐倉厚生園 ボランティア慰問演奏会(敬老の日)を開催
2020年 1月 団員有志による「災害と音楽」探究チームを団内に結成(~現在)。詳細は「地域探究」ページを参照
2021年 4月 創立25周年記念コンサートを開催(公津の杜もりんぴあ)
2021年 4月 アンサンブルNOWと連携した演奏活動をスタート