中西 航 / NAKANISHI Wataru

Introduction / 基本情報

  • Doctor of Engineering
    博士(工学)

  • Associate Professor, Institute of Science and Engineering, Kanazawa University (School of Geosciences and Civil Engineering) (->Lab.'s website)
    金沢大学 理工研究域 地球社会基盤学系 准教授 (->研究室ウェブサイト)

      • (兼任) 京都大学 経済研究所 非常勤講師; 東京工業大学 環境・社会理工学院 特別研究員

  • Rm. 2C716, Natural Science and Technology Hall 2, Kanazawa Univ., Kakuma-machi, Kanazawa, Ishikawa, 920-1192, JAPAN
    〒920-1192 石川県金沢市角間町 金沢大学自然科学2号館 2C716

  • nakanishi [at] se.kanazawa-u.ac.jp

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Research Interests / 研究テーマ

  • Applied statistics for transport engineering, especially, Bayesian, spatial and time-series analysis / Integration of observations and simulations / Observation-based microscopic pedestrian behaviour analysis

  • 交通工学における応用統計,特にベイズ統計・空間統計・時系列解析 / データ同化(観測とシミュレーションの統合) / 観測データに基づく人物挙動分析

統計学を援用した交通・都市研究への想い

交通工学・土木計画学の分野では,現実世界で人々が活動することによって生じる現象を理解したい,あるいは将来を予測したいという動機のもとで,数多くのモデルが構築されてきました.サンプルデータを取得し,モデルを想定し,パラメータを推定するという当たり前の作業は,しかしながら無意識のうちに多くの外生的仮定(=制約)に依存することも少なくありません.計算能力や取得データ量が増加する状況下では,そのような制約は必須ではなくなってきています.そこで,より正確で,より自由度が高く,より表現力が高く,あるいはより直感的で扱いやすい手法を,統計的根拠に基づいて提案していくことを目指しています.いままで誤差であるとして片付けてしまっていたデータを改めて眺める視点を確立するために,ベイズ推定・空間統計などを活用してミクロなデータに光を当てつつ,それを歩行空間評価や都市間流動把握等のマクロ指標に繋げていく研究を行っています.

より広い視野で捉えると,そもそもパラメータ推定とは平均的な姿を描く操作といえます.いっぽうで,現実世界の個々人の行動,個別の環境的背景などは個別に見なければ理解できません.個別に見ていては全体が分からない,しかし全体で平均してしまうと誰の実感にも合わない―このような難しさに立ち向かうためには,あらかじめ想定される政策を念頭に置いた研究に加えて,データに正面から向き合い,微小だが誤差ではない,あるいは大きな成分だが誤差と区別はつかない―といった丁寧な議論を展開する方法が必要だと考えています.