Undergraduate

卒論指導にあたり

平成24・25年度は長期海外出張のため募集しません。

私の研究室で卒論を書きたいと考えている学生は、このページを熟読して下さい。私の研究内容は国際金融、金融ファイナンス、計量経済学です。基本的に「自由主義」ですので、興味のある分野を自発的に学ぶことができる学生を募集します。学類の他2年間プログラムの修士課程(社会システム工学専攻、SSE)と3年間プログラムの後期過程(社会システム・マネジメント専攻)があるので、計7名まで研究室に同時入室可能。毎年学類生2名、修士学生1名、博士課程学生1名の学生を募集しますが、ゼミ生が7人になった場合、その時点で応募を中止します。(この7名には研究生の数も含みます。)また、新カリキュラムでは、経営・政策科学専攻(MBA-MPP)の学生は原則として特定課題研究を履修することになっているため、特別の理由がない限り入室は認めません。英語で書かれた文献を読むことが当ゼミでは不可欠なので、修士課程以上の学生は英語力も選考基準の一つとします。

論文指導方法

論文指導方法として上記に「自由主義」と書きました。これは、まず学生が研究内容、方向性、手法を考えるということで、諸問題に対しまず学生自ら考え回答を見つける過程を経験することを当ゼミでは重要視しています。目的に到達するために補助をするのが私の役割だと認識しています。また、研究が進展すると個別指導が多くなり、レポートまたは論文として書いた物に対しコメントすることが中心となります。「自由主義」=「放任主義」ではありませんが、 アダム・スミス的な自由主義ですので、個人の自主性および自己管理能力が不可欠。

学類卒論

過去の経験を踏まえ次の選考方法を考えています。第一審査:私の研究分野に興味がある学生は、指定された期間中にメールで送って下さい。(平成22年1月12日(水)がメール連絡の締切日。)第二審査:面接し指導学生を決定します。その際、成績のコピーおよび研究内容の概要・背景(A42頁以内)を提出すること。応募者が定員以上の場合、1)成績優秀者、2)金融・ファイナンスに興味がある学生を優先する予定。プログラミングに興味があればより良い。論文の詳細内容は話し合いの上決めたいと思います。

研究テーマは各メンバーにより異なると思いますが、本研究室では、1)自分の考えを論文として表現する能力、2)各自のアイデアを決まった時間内で第三者に伝える(プレゼン)能力、3)コンピュータ・プログラミングの応用能力、を養うことを共通目的としています。これらの基本的事項は既に学類で提供されている科目を通し(多少?)習得している筈ですし、卒業後の進路(就職・進学)に関わらず有益なはずです。

研究発表の頻度やアドバイスが少ないように感じるかもしれませんが、質問があれば水曜日のオフィスアワーズを活用してください。この時間中のアポイントメントは不必要で、細かい事項も話し合えると思います。また、当研究室には同じような分野に興味を持っている学生・研究生が在籍しているので、私以外にもゼミ・メンバーの人材を最大に活用してください。

また、個人の研究以外にも一つのテーマを決め、全員で学べる機会も作ります。この共通テーマは金融、ファイナンス、統計、プログラミングのどれかになる予定。機会があれば、このテーマに沿ったコンペにもグループで参加します。

最後に、研究の主な結果は夏休み最後または直後の週に行われるゼミで発表してもらい、レポートまたは論文としても同時に提出してもらいます。論文として完成したものは指導教員への提出締め切りは10月末日です。例年11月末日に論文の最後のコメントを学生に配布しています。1か月は長いと考える学生もいるかもしれませんが、通常ゼミ生7人分の論文をこの時期に読んでいることを留意して下さい。

応募希望者は1月8日までにメールで連絡してください。

指導学生リスト

23年度

清水康成(社会工学類、学部) オリンピックが経済に与える影響について (本田開発(株))

永田裕一(社会工学類、学部) 非対称情報下における内部資金と外部資金の関係 (鹿島建設(株))

22年度

陶旭明(社会工学類、学部) ディフォルト率と景気循環(General Electric-Financial Management Program)

Jin Yean(経営政策科学専攻、研究生) (早稲田大学経済研究科進学)

20年度

稲蔵典子(社会システムマネジメント専攻、博士) 日本経済の実証分析(日本経済研究センター)

19年度

稲蔵典子(社会システムマネジメント専攻、博士) 日本経済の実証分析(日本経済研究センター)

Su Li(社会システム工学専攻、修士) The statistical analysis of current account balances

Xiyi Chen(社会システム工学専攻) TBA

Li Guanzhu(社会システム工学専攻、研究生) Exchange rates and current accounts

小原覚(社会工学類、学部) 証券市場における情報とボラティリティ(筑波大学大学院進学)

百武みつ子(社会工学類、学部) 非貿易財における地域間価格差について:美容院のサービス価格からみる地域間価格差(臨海セミナー)

牧田英(社会工学類、学部) 株価ティックデータによる時間効果分析(海外大学院進学)

18年度

稲蔵典子(社会システムマネジメント専攻、博士) 日本経済の実証分析(日本経済研究センター)

Radha Maharaj(受託研究者(旧称 外国人研究者))

玉井恵美(経営政策科学専攻、修士) The role of information-based tradings in the market microstructure model: evidence from the Hercules marke(日興コーディアル証券)

Hu BeiBei(経営政策科学専攻、修士) What makes IPOs underpriced?(KPMG)

Liu Ying(経営政策科学専攻、修士) The Balassa-Samuelson effect in China during the transition(Shang Dong 大学、中国)

Su Li(社会システム工学専攻、修士) The current account sustainability

稲葉興(社会工学類、学部) 「ベンチャー企業のファイナンス方法について」(東京大学大学院経済研究科進学)

17年度

稲蔵典子(社会システムマネジメント専攻、博士) 「日本経済の実証分析」

16年度

Jennifar Alan(経営政策科学研究科、修士) A comparative study on artificail neural network with statistical time series models for prediction of financial market(東京大学大学院新領域創生科学研究科進学)

木村大門(社会工学類、学部) マクロ経済モデルとARIMAモデルによるインフレ率の予測(農林漁業金融公庫就職)

玉井恵美(社会工学類、学部) 対日直接投資の決定要因(筑波大学大学院システム情報工学研究科進学)