ごあいさつ
武蔵野市サッカー協会チェアマン 福原敏彦
2023年、武蔵野市サッカー協会少年部は創立40周年を迎えました。チェアマンという立場で本年を迎えたことを光栄に思うと同時に、数多くの先人の皆様によって築かれてきた少年部の伝統と精神を次世代につないでいくという想いを込めて、本記念ページを作成致しました。
Jリーグが始まる10年前の1983年、サッカーがまだマイナースポーツの時代に武蔵野市サッカー協会の設立に先立ち、市内の4つのクラブにより少年部の活動が始まりました。その後、昭和、平成、令和と40年の時を重ねて、初代宮崎臣弘会長、櫛原寛会長、佐藤喜重郎会長、舟崎照剛会長、桑津昇太郎会長、小島洋邦会長とともに、市内の指導者、保護者、選手の情熱と努力により、現在の組織体制、運営能力を備えることが出来たと確信しております。改めて、これまで少年部の活動に関わってきたすべての皆様に対し、心より感謝申し上げます。
私が少年部に関わり25年以上になりますが、その間に日本サッカーは世界でもまれに見る急成長を遂げました。今では男女共にヨーロッパ各国のリーグで活躍し、少年部に所属する選手達も世界の舞台で活躍するという“大きな夢”を胸に抱きながら市内大会で切磋琢磨しています。そして、我々指導者や保護者はその環境をより良くすることで子供たちの成長を支え、その成長する姿を見ることが次のモチベーションにつながり、翌年また翌年へと積み重なっていき、次の世代へとつないでいくことが大切なのだと考えています。
近年、私たちを取り巻く環境は目まぐるしく変化しています。新型コロナウイルスでは緊急事態宣言により一時的に活動休止となり、日常からサッカーとともに子供たちの笑顔も奪われ、数多くの試練を私たちに与えました。その一方で、少年部の活動が平和と安全、健康の上に成り立っていること、そして週末に子供たちが普通にサッカーできる環境、それを家族が笑顔で応援する風景が私たちにとってかけがえのないものであることを再認識させてくれました。
更に、暑熱対策、少子化など喫緊の課題は山積みではありますが、これからも創立当初から変わることのない“プレイヤーズファースト”の想いを忘れず、地道に活動に取り組んでいく少年部のスタンスを後進につないでいただければと思います。10年後、20年後も週末の中央公園や陸上競技場で子供たちがサッカーを楽しみ、応援する家族の笑顔が絶えない風景が続くことを願っています。
本記念ページを作成するにあたり、多くの方々に執筆及び、写真のご提供をしていただいたことに心より御礼申し上げます。また、各チームへの執筆依頼及び、編集作業等を献身的にご協力いただきました飯沼副会長に感謝を申し上げます。