2018印象記

国立感染症研究所・寄生動物部

荒木球沙


第25回分子寄生虫学WS/第15回分子寄生虫・マラリア研究フォーラム合同大会は前年度までの帯広開催とは異なり、道後温泉の素敵な愛媛・松山での開催でした。

私が寄生虫の研究に足を踏み入れた理由は、昆虫の研究をしたい!という安直な理由です。(名前に“虫”が入っているので似たようなものだろうと考えていました。)

そんな気持ちで初めた修士の一年目に、北先生に誘って頂きこのワークショップに初めて参加しました。寄生虫も研究に対しても右も左も分からない私でしたが、本WSは噂の通り先生・学生さんの隔たりのない過熱する質疑にただ驚いたことを覚えています。それからは「この研究の何が面白いの?」というワークショップの目玉にもなっているこの質問に、自身の研究でどう対応できるか考えながら研究をしてきました。そんな思い入れの強いこのWSで今回BPAを取れたことは本当に嬉しく、また自身の研究に対する自信が僅かですが生まれてきました。(活発なご討論本当にありがとうございました!)

色々な怖い噂(質疑が厳しい・飲み会が長い)のある本WSは参加を悩む学生さんが多いと聞きますが、「自身の研究の何がおもしろいのか?」をじっくり考えられる良いきっかけになるのではないかと思います。

最後になりましたが、本ワークショップを企画・運営して頂いている世話人の先生方、沢山の質疑を投げかけてくださった方々、開催準備を行って頂いた愛媛大学の皆様に大変感謝いたします。本当にありがとうございました。