研究室紹介

通年、研究室紹介、ラボツアーは、学部3回生むけに3月上旬に行われます。

研究室紹介

ヒトの認知行動を計測し、脳活動を中心とした生体信号を計測・制御することにより、ヒトの認知処理に関わる神経ネットワークの解明の研究を進めながら、得られた知見をブレインマシンインターフェース (BMI) やニューロマーケティングなどへ応用する研究を進めています。

当研究室は、ノルウェー・オスロ大学を中心とした国際プロジェクト「INTPART — International Partnerships for Excellent Education and Research: International Partnership for RITMO Center for Excellent Research」にも参画しています。

研究室配属希望の方へ

情報・知能工学系からの配属となります。博士前期・後期課程からの配属ももちろん可能です。配属希望する学生の見学を歓迎しています。見学をご希望の方はメールでお気軽にご連絡・ご相談下さい。

大学院生・ポスドク募集

認知神経工学研究室では大学院生を募集しています。修士・博士課程は情報・知能工学専攻の学生を受け入れ可能です。他大学の学部生、高専専攻科、修士学生の学生も受入可能です。詳しくは大学の募集要項をご確認下さい。これまで異なる分野の研究を行っていたが、この機会にテーマを変更したいという方もご相談ください。サポートします。

博士課程教育リーディングプログラム履修生に採用されると、奨励金(給付型)が支給されます。詳細はこちらをご覧ください。TUT-DCフェローシップ制度もあります。また日本学術振興会特別研究員(PD)の受入れも行なっています。

研究室の概要

認知神経工学研究室(南研究室)では、ヒトの認知行動を計測し、脳活動や眼球運動を中心とした生体信号を計測・制御することにより、ヒトの認知処理に関わる神経ネットワークの解明の研究を進めながら、得られた知見をブレインマシンインターフェース (BMI) やニューロマーケティングなどへ応用する研究を進めています。

キーワードとしては、脳波、眼球運動計測、瞳孔計測、顔色知覚、感情知覚、知覚闘争、まぶしさ知覚、ひらめき、潜在的注意などです。

研究室の雰囲気

認知神経工学研究室(南研究室)は、視覚認知情報学研究室(中内研究室)と共同で研究室を運営しています。ですので、学生の皆さんは、総研棟7階に居室が用意されます。

学生の皆さんは、縦のつながりも横のつながりもあり、一緒に、食事に行ったり、飲みに行ったりなど楽しい雰囲気です。いろんなタイプの学生がいて、また留学生がいるなど多様性がありますので、溶け込みやすいと思います。

必要とされる事前知識

心理学、神経科学、信号処理などの基礎知識が研究を行うために必要です。しかし、初めから知っている必要はありません。研究室配属後、大実験や勉強会など、学ぶ機会は十分にあります。やる気さえあれば、すぐに身につけることが出来るので、心配する必要はありません。

参考文献などは英語がほとんどなので、英語は出来るに越したことはありませんが、徐々にトレーニングしていけばいいです。国際学会発表や海外研究機関との共同研究などを通して、実用的な語学能力を高めることができます。

研究の流れ

大実験

認知神経工学研究室(南研究室)では、配属されると、大実験という形での入門コースが始まります(4〜6月、中内研究室と共催)。 matlabなどのプログラミングから始まり、モニターの測色、心理実験、脳波実験、眼球運動計測実験などの実験の基礎から、卒論の予備実験となるような実験を一通り経験してもらいます。

入門コースを修了すると、卒論テーマがいくつか提案されます。その中から、自分のやりたいテーマを決めて、卒論研究開始です。卒論発表練習が12月になると忙しくなりますので、7〜11月の間に集中して、実験・解析することが求められます。

基本的にミーティング週1回あります。進捗報告するとともに、論文を1本簡単に紹介してもらいます(ショート輪講)。

論文投稿と学会発表

認知神経工学研究室(南研究室)は、論文投稿や学会発表を推奨しております。ヨーロッパ(たとえば、ECVP)などで開催される国際学会にも参加し、研究成果を発表しています。

共同研究

本研究室は、自動車関連会社や印刷関連会社などの国内の企業や、国内の研究機関との共同研究を行っています。また、国内だけでなく、オスロ大学心理学部などの海外の大学とも共同研究をしています。共同研究席を中心に、海外の研究機関で実務訓練を行うことが可能です。

海外実務訓練

認知神経工学研究室(南研究室)では、多くの学生が、海外実務訓練に行っています

(2015年:スペイン、フィンランド、2016年:ノルウェー、フランス、2017年:ノルウェー、オランダ)。

海外大学の研究室で、研究を行いながら、さまざまな国際交流を行ういいチャンスだと思います。もちろん、国内での実務訓練も可能です。