天の川銀河バルジ研究会2019

日 時:2019年2月14日 (木) 午前9時半〜午後6時 (予定)

場 所:国立天文台三鷹キャンパス 開発棟3号棟会議室 ← 下に会場案内あり

懇親会:三鷹キャンパス 午後6時半〜

趣 旨:

天の川銀河は、銀河を構成する星々や星間ガス、超大質量ブラックホール

などについての物理的特性やその分布・運動を精密かつ詳細に明らかにで

きる最も身近な銀河である。近年では位置天文観測衛星Gaiaの活躍により、

約13億の星の位置・運動のデータに基づき、天の川銀河広域に渡る恒星

系の3次元動力学構造が明らかになりつつある。しかし、Gaiaは可視光観

測であるが故に、星間減光の強いバルジ領域の構造の観測は限定的である。

バルジ領域は天の川銀河の星の大半を含むため、天の川銀河構造の理解に

重要であるのに加え、特に中心から数百pc程度の範囲に存在する中心核バ

ルジは母銀河と超大質量ブラックホールを結ぶインターフェースとして、

質量供給機構の解明の鍵として重要な構造である。

そこで、天の川銀河のバルジにターゲットを絞り、恒星系動力学構造や

星間物質、星形成活動の理解の現状を俯瞰し、小型JASMINEなどの将来の

観測計画へと繋げることを目的として本研究会を開催する。なお、本研究

会は天の川銀河バルジをメインターゲットとしたものであるが、

* 系外銀河のバルジや大質量ブラックホールに関するサイエンス

* バルジを観測領域としたマイクロレンズなどによるコンパクト天体探査

* バルジに限らずGaia / VLBIの位置天文観測データによるサイエンス

などの幅広いサイエンスの講演も歓迎する。

講演プログラム・集録:

MWBulgeWS2019

会場案内:(以下の実線ルートの道順案内写真 by 三好)

  • 建物内の多くの部屋が工事中なので注意してください。

  • 入口を入ってすぐの階段を3Fまで上がる (or 入口を入って奥までしばらく歩くとエレベーターあり)。

  • 3Fまで階段を上りきったら右折してすぐ。

世話人:馬場淳一 (代表; 国立天文台)、河田大介 (MSSL/UCL)、

三好真、郷田直輝 (国立天文台)、柏田祐樹 (東京大学)

連絡先:milkyway.bulge.ws -あっと- gmail.com

主 催:国立天文台JASMINE検討室

本研究会は、基盤研究(B)「大革命をもたらす高精度位置天文観測データを用いた天の川銀河の研究」(代表 郷田直輝)の支援のもと開催します。