研究紹介
木村研究室では現象と関連した応用数学を研究しています.
数学解析
数学的厳密性を重視した定義・定理の積み重ねによる数理解析(解析学・偏微分方程式論・数値解析学)
コンピュータ・シミュレーション
コンピュータを使った数値シミュレーションとその解析
現象の数理モデル
様々な科学分野と関連した現象の数理モデルと応用
の3つの側面をバランス良く,研究を進めることを目標にしています.
4年生や大学院のゼミでは,例えば次のような研究テーマから1つを選び,上記の3つの側面から研究に取り組んでもらいます.教科書を読んで勉強するだけではなく,たとえ小さなことでも,何かオリジナルな新しい研究にチャレンジしてもらいたいと思っています.まずは,皆さんが一番興味の持てる側面から,取り組んでみませんか.
研究テーマ:
凝固・融解現象の数理モデルの数学解析・数値シミュレーション
氷の形はどう変化するか?
曲率流方程式の数値シミュレーション
微分幾何学と結晶成長に関連する問題
亀裂進展モデルの解析
ひび割れはどう進むか?
固有値の特異摂動問題の数学解析
速い流れのもとにおける温度分布の減衰率
反応拡散系によるパターンの数値シミュレーション
自然界にあらわる様々な模様の数学
粒子法の数学解析
現在広く実用化されつつある差分法・有限要素法に代わるシミュレーション手法.だが,その計算精度については数学的にはまだよくわかっていない.