2020 研究記録
2020/01/11-13 ソウル出張(アジア市場モデルの構築に関する資料収集)伝統市場と大型マートの補完関係および、卸売市場近代化の実態調査
2020/01/25-26 南山大学ワークショップ「マーケティング論・産業組織論・ビジネス経済学」に参加
2020/02/01 Masayoshi Maruyama and Yusuke Zennyo, “Platform Most-Favored-Customer Clauses and Investment Incentives” 改訂版をSSRNに公開 https://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=3099305
2020/03/29 “Platform Most-Favored-Customer Clauses and Investment Incentives” accepted for publication in International Journal of Industrial Organization, Vol.70, May 2020, 102617 (co-authored with Yusuke Zennyo, Final version published online: 11 April 2020)
2020/03/29 『市場の世界ー新しい経済学を求めて』 最終ドラフト完成
2020/06/30 JCR (Journal Citation Report) 2020(最新版)が発表
アジア市場モデルの実証分析を公刊してきた学術誌のimpact factor、Journal of Retailing and Consumer Services 4.219、Journal of International Management 3.821、 International Marketing Review 2.907、Journal of Macromarketing 1.925 など。産業組織論の論文を公刊してきた学術誌のimpact factor、 Information Economics and Policy 1 .654、International Journal of Industrial Organization 1.113、 Economics Letters 1.745、Journal of Economics 1.373など
2020/09/17 『市場の世界ー新しい経済学を求めて:Demystifying the Market Mechanism』(有斐閣)刊行 「見えざる手」の神話を解明する市場理論
市場は一大変革期を迎えており、その実態は経済学の教科書的構図と大きく異なっている。また、市場の研究は大きく進んでおり、研究内容と経済学の教科書の内容との間には、否定しがたい大きなギャップが生じている。しかし、市場の理論としてまとまった本格的な書物はまだ存在していない。そうした認識のもとに、 本書は、そのような最初の書物となる目的を持って書き上げられた、3部構成で13章からなる。その内容は、市場をめぐる過去の思想の広大な山並みを振り返り、クールノーを現代の市場理論の始祖と位置づけ、ミクロの森を支配してきたワルラスの完全競 争からの脱却を図るミクロ経済学の進化を展望し、さらに、市場メカニズムの虚構としてのアダム・スミスの「見えざる手」の神話を解き明かすことを試みた 。そのために、「場としての市場観」と「市場の動態論」という視点に立つことによって、市場経済の運動法則として「市場の編成原理」を提起した。
2020/12/03 書評(拡充版):丸山雅祥『市場の世界』(経セミ2020年12月・2021年1月号より) 評者:安達貴教 氏
2020/12/19 「プラットフォームと流通の研究会(科研費・基盤研究B(課題番号 : 20H01551:善如悠介研究代表」に参加