研究フォーラム「アイヌ民族による文化資源の活用とのその主体性」(於福岡大学、3.14)のお知らせ

投稿日: 2014/03/06 15:52:56

フォーラム

アイヌ民族による文化資源の活用とその主体性

~「象徴空間」と国立博物館の行方~

【趣旨】

北海道白老のアイヌ民族は、長年にわたりアイヌ民族博物館を拠点に、文化の再生・伝承・普及、人材育成、海外との交流など、幅広い活動を実践してきた。近年政府は、その地に「民族共生の象徴となる空間」、「アイヌの歴史・文化を学び伝えるナショナルセンター」としての国立博物館を2020年に開設することを決定した。

地域社会で育まれてきた個別の文化が、ローカル、ナショナル、グローバルといった複数の位相においてさまざまに資源化され利活用されるとき、どのような葛藤・矛盾が生じるのか。そこにおいて、ローカルな生活者の主体性はどのように担保されうるのか。

本フォーラムでは、アイヌ民族博物館の学芸員・館長として上記実践を牽引してきた野本正博氏を講演者に、また台湾原住民族の文化資源のあり方について研究蓄積のある野林厚志氏をコメンテーターに迎え、先住民族の視点から上記の問題群を考える。

【スケジュール】

○趣旨説明(14時30分~)

○講演:野本正博 氏(アイヌ民族博物館館長)(14時40分~)

○コメント:野林厚志 氏(国立民族学博物館研究戦略センター教授)(15時40分~)

○総合討論(16時30分~)

コーディネーター:宮岡真央子(福岡大学人文学部准教授、福岡・東アジア・地域共生研究所)

<日 時> 2014年3月14日(金)14:30~17:20(開場14:00)

<会 場> 福岡大学 中央図書館1階 多目的ホール

(福岡市城南区七隈8丁目19-1 ※福岡市地下鉄七隈線「福大前駅」下車、徒歩10分)

<参 加> 無料・事前申込不要

<対 象> テーマに関心のあるすべての方

<主 催> 福岡大学 研究推進部 総合科学研究「文化資源をめぐる地域共生戦略」 福岡大学 福岡・東アジア・地域共生研究所

【お問合せ先】

福岡大学 福岡・東アジア・地域共生研究所(担当:山田)

TEL. 092-871-6631(代) 内線4046 ※平日9時00分~16時50分

Eメール yuzo△adm.fukuoka-u.ac.jp(△の所に@を入れてお問い合わせください)

※本フォーラムのチラシは、今週末頃より福岡大学HPトップのニュース欄で公開され

る予定です。

http://www.fukuoka-u.ac.jp/