私は鍼灸マッサージ師です。詳しくは 「はり師免許証」 「きゅう師免許証」 「あん摩マッサージ指圧師免許証」という三つの免許を持っています。
この免許を取るためには鍼灸学校に入り3年間勉強し国家試験を受ける必要があります。
鍼灸学校に入るとき自分は鍼の学校に入ったつもりでした。「灸」のことは少しも興味を持っていませんでした。ところがあることをきっかけにお灸が大変好きになりました。また効果も大変あるということがわかりました。
灸は現在、若い人はやったことが無い人がほとんどだと思います。しかし効果はしっかりありますので是非自宅でやってほしいと思います。そのやり方とつぼを紹介いたします。
(灸は各自の責任で行ってください。)(火災等にご注意ください。)(糖尿病の方は特にご注意ください)
◎ひょうその灸
みはかなり軽減していました。翌日には治っていました。 妻がひょうその時にもやってみました。妻もハンマーで殴られたような熱さだといいました。やはり5壮しました。痛みはかなり引き翌日にはまったく痛くなくなりました。
また、驚いたことに何回かこの灸をしているうちにひょうそにならなくなっていました。いまでは全くおこさないようになっています。
(ひょうその予防法~何回かひょうそをやっている人は、ひょうそになりそうな時がわかるとおもいます。なんとなく爪の際が痛くなったら隣の指との間を何回ももんでください。それ以上に痛くなることは少なく、お灸をしなくてもすむ事が多いです。)
◎お灸のやり方
(ひょうその所にお灸をします)(米粒のややちいさいぐらいの大きさの円錐をつくります)
ひょうその灸は、私がお灸好きになるきっかけのものです。ひょうそは爪の際が痛くなり内部に膿がたまる病気です。病院では切開して膿をだします。妻がこのひょうそによくなっていました。鍼灸学校に通いはじめたころで先生に話を聞いたり本を読んだりして治療法を探しましたらその局所に灸をするのがよさそうということでやってみました。私もひょうそになった時やりました。
びっくりするくらい熱かったです。まるでハンマーでそこをなぐられたように熱かったです。我慢して5壮(同じ箇所に5回灸をすえることをいいます)したら、なんとひょうその痛
お灸の大きさは米粒大ぐらいのから米粒の半分(半米粒大=はんべいりゅうだい といいます)をよく使います。
薬屋さんなどには売っています。写真のものは「ばらもぐさ」で線香がついて300円のものです。これくらいあればかなりお灸ができます。
米粒大のお灸を用意する簡単な方法は二枚の板(コルクや桐)の間に親指大のもぐさをのせ二枚の板ではさみころがしますと細長い紐上のもぐさになります。
米粒大の太さまで伸ばしたら指で少しずつちぎってお灸の場所にのせて火をつけます。
○ものもらいの灸(大骨空の灸)
この大骨空はつき目や充血、など目に関する事は一度試してみる価値はあるお灸です。また、何回かこの灸をやっているとものもらいになりにくくなるようです。
ある人に教えたところその方の高校生のお孫さんがよくなるということで、試したところよく効いたそうです。それ以来その高校生は自分でやっているそうです。お灸の熱さはほんの一時的なものです。その高校生はそれが分かってくれたようですね。
ものもらいもよく悩まされるもですが、この大骨空(だいこっくう)の灸でよく痛みがや腫れが引きます。
場所は親指を曲げたところです。右目にできたら右の手、左手にできたら左手に5壮行います。不思議と翌日には治っていました。
(眼のかゆみにも効果がありますので、5壮ほどやってみてください。涙がながれてくるといいようです)
2010年2月 花粉症の目のかゆみにも効果がありました。自宅でできるといいですね。