活動の歩み

当会の変遷

2012年から2014年

2012年までタブレットと言えばアップルのiPadであったが、4、5万円はしていた。富士通など国産メーカーのアンドロイドタブレットもあったが値段の割には性能も低く買う気にはならなかった。iPhoneなどのスマートフォンも月額8.000円も出さないと買えなかったし、ディスプレイもシニアには小さかった。2011年後半から中国製のタブレット(以下中華パッド)が1万円以下で出回り、12年の夏にシニアSOHO小金井の会員が5.400円の7インチ中華パッドを入手した。興味のある会員が集まり安価なタブレットをシニアがうまく使えないか研究会が発足した。最初の中華パッドはキーボード入力や検索速度に難点があったが、CPUの性能が向上するにつれまともになってきた。12年10月にアンドロイドの開発元のGoogleが台湾のASUSに作らせたNexus7が日本でも発売されて人気となった。2万円を切る価格で高い性能、最新のアンドロイドOSバージョンアップが当面保障されるなど国産品や中華パッドは太刀打ちができないものだった。研究会のメンバーもこのNexus7を購入した。10インチのNexus10、Nexus7の2013年版と発売され結構人気があったが、その後は次第に値段が高くなり結局Nexus7の2013年版を超えるコストパフォーマンスの良いタブレットは出なかった。2013年1月からタブレットのセミナーや講習会を開催。

2013年ごろから通信キャリアの回線を仕入れて売るMVNOが台頭し、データ通信容量3GBで月1.000円程度と格安で使えるようになった。2014年11月に台湾のASUSが発売したZenfone5は、それまでキャリアでしか買えなかったスマートフォンがSIMロックフリーとしてネット通販や家電量販店で買えそれも2万円くらいと破格の値段だった。2015年8月後継機種のZenfone2 Laserが発売され、SIMフリースマホが普及するようになった。

2015年から2016年

格安SIMフリースマホとMVNOの格安SIMの組み合わせで、スマホを携帯電話なみの金額で使える時代が到来。シニアでも手軽に使えるので軸足をタブレットからスマホに変えた。2015年3月からはスマホ・タブレットのセミナーを開催し、iPhoneの講習会なども実施。セミナーや講習会を通じ、受講者のレベルがまちまちで一律に教えることが難しいことが分かった。またアンドロイドのスマホは各社UIが異なり、表示や操作に戸惑うことが多かった。2016年3月に格安スマホのセミナーを最後に、個人指導を模索し始めた。

2017年以降

総務省の指導やMVNOに対抗するため、通信キャリアはサブブランドであるYモバイルやUQモバイルを強化し自身はミドルクラスのスマホ販売による低額プランなどを始めた。ドコモなどはスマホ教室を開催して、顧客をつなぎとめている。格安スマホは安く運用できるが、何か分からないことがあった場合は自身で調べる必要がある。そこで当会は毎月2回の例会の場で、個人指導を行う現在のスタイルになった。購入のお手伝いで2018年6月には、スマホ購入ツアーも実施した。