木工家のしごと 指物師・五十嵐誠の技と工夫

東京・羽村に工房「今昔堂」を構え、伝統技術とデザインを見事に融合させた作品を生み出し続ける指物師・五十嵐誠。

渋味を帯びた神代杉(長い年月、地中に埋もれていた杉)から作り出された小箱には、独特の落ち着きと品のよさが漂っています。

今回のセミナーでは、聞き手に全国各地の工房探訪をライフワークとし、「木のライター」として知られる西川栄明氏を迎え、指物の仕事とはどういうものか、使用する木材や愛用の道具に関するお話、独自の創意工夫や制作の舞台裏に迫ります。

木工芸ファンはもちろん、木工家を目指している方にもオススメ! ここだけしか聞けない話が満載のトークセッションをぜひご堪能ください。

*当日、会場内で五十嵐氏の作品や組手見本などを展示します。

【講師プロフィール】

五十嵐 誠:『木のものづくり探訪』掲載木工家の一人。1978年、東京都生まれ。京都伝統工芸専門学校(現、京都伝統工芸大学校)で指物を学ぶ。2000年、工房今昔堂を設立。東京・昭島市に工房を構える(後に青梅市へ移転)。10年、第6回全国「木のクラフトコンペ」特別賞受賞。12年、日本伝統工芸展に初入選(出展作品:神代杉飾箱)。16年、日本工芸会正会員認定。工房を東京・羽村市に移転。

概要

【日時】 2018年2月22日(木) 19:00~20:30 *受付開始18:30~

【場所】 創元社 大阪本社ビル4階 セミナールーム

【アクセス】 地下鉄御堂筋線「淀屋橋」駅13番出口より徒歩約5分、「本町」駅2番出口より徒歩約4分(御霊神社南側のセブンイレブン向かいの6階建てビルの4階)

【参加費】 税込1,500円 *当日、受付にてお支払いください。

【定員】 50名 *本セミナーはすでに終了しております。

聞き手

西川 栄明 (にしかわ・たかあき)

『木のものづくり探訪』『樹木と木材の図鑑』(以上、創元社)著者。1955年神戸市生まれ。編集者、ノンフィクションライター。出版社勤務を経て森林や木材から木工芸、家具に至る「木」に関するテーマで執筆編集活動を行う。「木育」の普及活動にも取り組む。主な著書に『この椅子が一番!』『増補改訂 一生つきあえる木の家具と器 関西の木工家28人の工房から』『木の匠たち 信州の木工家25人の工房から』『手づくりする木の器』(以上、誠文堂新光社)、『日本の森と木の職人』(ダイヤモンド社)など。共著に『Yチェアの秘密』『ウィンザーチェア大全』『漆塗りの技法書』(以上、誠文堂新光社)、『木育の本』(北海道新聞社)など。

好評発売中

木のものづくり探訪 関東の木工家20人の仕事

西川栄明[著] 渡部健五[写真]

B5判・並製・168頁・定価(本体2,400円+税)

伝統の技、機能美、気品、遊び心――さまざまな要素が織りなす「木の逸品」を生み出す匠の真髄に迫る。

家具作家から木漆工芸家、クラフト作家まで総勢20人のクリエイティブな木の作り手たちが登場。関東地方の工房を訪ねて聞いた、彼らの信念や創意工夫をていねいな取材で伝える。椅子やテーブル、器やカトラリーなど、一生つかえる逸品をフルカラー写真でふんだんに紹介。愛好家から職人まで木工を愛するすべての人に贈る一冊。

★活躍中の木工家20名を紹介

関東地方(東京、神奈川、栃木、茨城、群馬、山梨など)に在住する木工家、木漆工芸家、家具修復家、木象嵌作家などを紹介。作品への思いやその人となり、ものづくりへの考え方、愛用の道具といったテーマに迫る。

★さまざまな木の作品を掲載

ナラやケヤキの椅子、腰にフィットする椅子、ハイバックチェア、スツール、テーブル、西洋の伝統的な家具、厨子、樹の鞄、挽き物の拭き漆仕上げの器、指物の小箱、刳り物の色漆仕上げの器、クルミのボウル、寄木細工の器、錆絵椀形鉢、木象嵌、カトラリーなど多数の作品を紹介。

★約300点のカラー写真を収録

作家の代表作をはじめとする数々の作品、木工家たちが仕事に取り組む姿、工房の様子、愛用の道具などの写真をふんだんに収録。

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【お問い合わせ先】

株式会社創元社 セミナー係

〒541-0047 大阪市中央区淡路町4-3-6

電話:06-6231-9011 FAX:06-6233-3112

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