食虫植物が虫をおびき寄せる手段は主に、匂い、色、そして蜜である。例えば、ウツボカズラ属の袋型捕虫葉からは花香成分が揮発していることから、匂いで花に擬態している可能性が指摘されている。さらに、袋全体の赤い色付きや、袋の口元における高い紫外線反射によって視覚的に昆虫を誘引している。極めつけは蓋の裏側に配置された蜜腺であり、これにより口の真上まで的確に獲物を誘引する。これらの形質は花から流用された可能性が考えられるが、捕虫葉において獲物の誘引に機能している遺伝子はまだ特定されておらず、その起源と進化過程は明らかになっていない。
Attraction systems used by plants in pollination and carnivo-rous syndromes have been reported to show similarities (Joel1988).